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植物群落からの蒸発散と土壌水分の移動過程における表面水分の機能に関する研究

Research Project

Project/Area Number 01560277
Research Category

Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field 農業気象・生物環境制御学
Research InstitutionOsaka Prefecture University

Principal Investigator

文字 信貴  大阪府立大学, 農学部, 助教授 (20111982)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 鱧谷 憲  大阪府立大学, 農学部, 教務技師
高市 益行  大阪府立大学, 農学部, 助手 (40167482)
上和田 勉  大阪府立大学, 農学部, 助手 (40081567)
小元 敬男  大阪府立大学, 農学部, 教授 (60117992)
Project Period (FY) 1989
Project Status Completed (Fiscal Year 1989)
Budget Amount *help
¥1,500,000 (Direct Cost: ¥1,500,000)
Fiscal Year 1989: ¥1,500,000 (Direct Cost: ¥1,500,000)
Keywords水分計 / 植物群落 / 表面水分 / 蒸発散 / 含水量
Research Abstract

植物や土壌と大気の相互作用、すなわち蒸発散や熱の輸送過程を理解する上で基本的な量でありながらこれまで盲点になってきた植物表面の水分の挙動を野外観測によって調べ、植物や土壌の水分と大気の水分の移動の相互関係を明らかにする目的で以下の研究を行った。野外実験は大阪府立大学の実験圃場でサトイモを栽培してその群落を用いて行った。補助金で購入した赤外線水分計を用いて葉面含水量を求めるための、サトイモの葉面の特定の箇所を対象として8月から10月にかけて測定を行った。気孔抵抗はポロメ-タを用いて葉水分量と同時に測定した。対象葉からの蒸散量は小型のライシメ-タを作製して連続測定した。サトイモの葉面場面下面とすぐ上下それぞれ、5、16mmの位置に、直径5μの熱電対を設置して葉面からの熱輸送の測定を行った。葉面下16mmの位置は乾湿計とした。群落内の温湿度の鉛直分布は通風乾湿計を、風速は熱線風速計を用いて測定した。工業用に開発された赤外線水分計の植物の測定に対する可能性を調べる実験を野外実験に先立ってサトイモの葉について行った結果、水分計の出力と葉の含水量の間には一意的な関係が認められ、水分計は植物計測に有用であることが確かめられた。野外における群落の実験においては、水分計の出力の日変化は小さく蒸散の日変化との相関は低くかった。これは赤外線水分計が葉野表面だけでなく内部の水分まで測定している可能性を示しており検討課題として残された。しかしながら、長期的には葉の水分量と蒸散の関係には明らかな関係が認められた。葉面の下面側と上面側の温湿度構造については、両者には対流の効果が原因と考えられる相違があり、水分計の表示にも表裏の差が認められることがわかったが、明確な結論を導くためにさらに詳細な解析を行っている。

Report

(1 results)
  • 1989 Annual Research Report

URL: 

Published: 1989-04-01   Modified: 2016-04-21  

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