イムノバインド法によるマイコプラズマ抗原の迅速検出の基礎研究
Project/Area Number |
01560337
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Research Category |
Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Applied veterinary science
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Research Institution | University of Miyazaki |
Principal Investigator |
清水 高正 宮崎大学, 農学部, 教授 (10040825)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
永友 寛司 宮崎大学, 農学部, 助教授 (10041063)
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Project Period (FY) |
1989
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1989)
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Budget Amount *help |
¥1,600,000 (Direct Cost: ¥1,600,000)
Fiscal Year 1989: ¥1,600,000 (Direct Cost: ¥1,600,000)
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Keywords | イムノバインド法 / マイコプラズマ / 抗原検出法 |
Research Abstract |
目的:動物のマイコプラズマ(以下M)感染症の診断や、細菌叢の一つとしてのMの検出は、通常分離・同定による方法が最も確実な手段であるが、Mは発育が遅いため、これらの実施には少くとも数日を要するのが難点である。そこで、イムノバインド法(IB法)を用いてM抗原の迅速検出を行うための基礎実験を行った。方法:Mの寄生率が極めて高いハトの口腔ぬぐい液を検体とした。ぬぐい液の原液または10〜100倍希釈液の0.1ないし0.4mlを、あらかじめDurapore膜をセットしたドットプレ-トで吸引濾過後、膜を乾燥・固定し、1%オキシド-ル加TBSで処理し、常法によりブロッキングを行った。この膜を家兎抗血清及びペロキシダ-ゼ標識抗家兎IgG山羊血清と反応させ、発色液で鮮明なドットが出現した場合を抗原陽性と判定した。同時に、常法によりぬぐい液からMの分離を行い、発育集落をコロニ-ブロット法で同定して、IB法の結果との一致率やIB法によるMの検出限界を検討した。成績及び考察:合計60羽のハトの口腔ぬぐい液のすべてから、2.5ないし5.9logCFU/mlのMが分離された。コロニ-ブロット法による同定の結果、いずれの検体にもM.colum6inumとM.colum60raleの両種が存在することが証明された。IB反応は、前者の抗血清では陽性57例、疑陽性1例、陰性2例で、検出率は95%であった。また、後者の抗血清を用いたIB反応は、陽性56例、疑陽性3例、陰性1例で、検出率は93.3%であった。LogCFU/mlが3以上の検体については、両血清とも検出率は100%を示し、IB法によるMの検出限界は4×10^2/ml以上と考えられる。本法はMの簡便かつ迅速な検出法として実用性をもつものと考察した。
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Report
(1 results)
Research Products
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