高血圧自然発症ラットの中枢性血圧調節機構に関する研究
Project/Area Number |
01570117
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Research Category |
Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
General pharmacology
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Research Institution | Kobe Gakuin University |
Principal Investigator |
仮家 公夫 神戸学院大学, 薬学部, 教授 (80068238)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
玄番 奈津 神戸学院大学, 薬学部, 実験助手 (00215138)
李 英培 (季 英培) 神戸学院大学, 薬学部, 講師 (00158552)
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Project Period (FY) |
1989 – 1990
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1990)
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Budget Amount *help |
¥2,100,000 (Direct Cost: ¥2,100,000)
Fiscal Year 1990: ¥500,000 (Direct Cost: ¥500,000)
Fiscal Year 1989: ¥1,600,000 (Direct Cost: ¥1,600,000)
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Keywords | 中枢性血圧調節 / 中枢性キニン / キニノ-ゲン・キニノゲナ-ゼ・キニン系 / 高血圧症 / コリン作働性神経 / キニノゲナ-ゼ / 高血圧自然発症ラット / 中枢性キニン系 / WKY / SHR |
Research Abstract |
ブラジキニンおよび精製膵臓キニノゲナ-ゼ脳内投与によるアセチルコリンならびノルアドレナリン関連化合物含量の変動 本実験において、まず正常ラットのアセチルコリンとコリンの脳内含量について検討した。8ー10週令のラットの頭部にマイクロウェ-ブ照射をし、脳を大脳皮質、小脳、海馬、中脳・視床、視床下部、線条体および延髄・橋に分割後重量を測定した。アセチルコリンとコリンは過塩素酸で抽出し、HPLCで分離後電気化学検出器でそれぞれの量を測定した。線条体以外の部位のコリン含量ま20.0nmol/g前後の値を示したが線条体は26.5nmol/gで少し高かった。アセチルコリンはそのような均一性は見られず、線条体で67.2nmol/g、中脳・視床では約40.0、皮質、海馬そして延髄・橋ではほぼ30.0、小脳では約8.5nmol/gであった。しかしながら、キニノゲナ-ゼ投与用のカニュ-レ装着により、コリンやアセチルコリン含量は各部位ともに40ー50%減少していた。 次にキニノゲナ-ゼ8KUを脳室内に投与すると、10分後には各部位共にアセチルコリン量は、正常ラットで見られた値にまで上昇していた。しかし、コリンの含量にはさほど大きな影響は見られなかった。このような効果は、30分後でも観察された。 2.脳内キニン精製酵素活性とその性質 全脳を試料としてキニノゲナ-ゼ活性を測定したところ、組織性のキニノゲナ-ゼ活性のみが検出された。また2種類のキニノゲナ-ゼが分離され、Km値は各々9.1と4.4uM^<-1>であった。
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Report
(2 results)
Research Products
(1 results)