ミトコンドリア型シトクロムPー450依存性オキシゲナ-ゼ系の組織特性と生理機能
Project/Area Number |
01570160
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Research Category |
Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Pathological medical chemistry
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Research Institution | Kagawa Medical School |
Principal Investigator |
三浦 成敏 香川医科大学, 医学部, 助手 (70190585)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
松尾 義則 香川医科大学, 医学部, 助手 (80219401)
大西 平 香川医科大学, 医学部, 講師 (50211107)
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Project Period (FY) |
1989
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1989)
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Budget Amount *help |
¥1,900,000 (Direct Cost: ¥1,900,000)
Fiscal Year 1989: ¥1,900,000 (Direct Cost: ¥1,900,000)
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Keywords | シトクロムPー450 / モノオキシゲナ-ゼ / ステロイドホルモン / コレステロ-ル側鎖切断酵素 / アドレノフェレドキシン |
Research Abstract |
副腎皮質ミトコンドリアよりシトクロムPー450scc,シトクロムPー450μβ、NADPHーアドレノフェレドキシン還元酵素、アドレノフェレドキシンをそれぞれ精製し、これらの免疫抗体の作成並びに酵素化学的特性を研究した。特にシトクロムPー450sccはアドレノフェレドキシンが結合することにより、このヘム酵素のヘム近傍の構造変化が著明に起こることを見出した。この結果は、シトクロムPー450sccの酵素活性機構の解析並びに基質であるコレステロ-ル結合の際、ヘム近傍に存在する基質結合部位の構造変化の解析に重要な手がかりを与える。一方、ミトコンドリア型シトクロムPー450sccはアドレノフェレドキシンと結合するが、この結合部位がどこであるかを決定した。同様のことをシトクロムPー450μβについても検討すると、極めて類似性を示す蛋白質の一次構造が認められた。副腎皮質のミクロソ-ムからはシトクロムPー450sccを精製し、酵素化学的性質を見た。加えてこの免疫抗体を作成した。上記のシトクロムPー450アイソザイムの免疫抗体は、脳におけるシトクロムPー450sccの局右部位の決定に使用し、研究を進めている。特にミエリン領域にシトクロムPー450sccの局右が認められた。神経細胞には全く免疫学的反応は認められず、シトクロムPー450sccは局右していないことが分かった。我々は脳以外のミエリン領域についても検討中である。シトクロムPー450scc以外のミトコンドリア型シトクロムPー450であるシトクロムPー450μβやこの関連酵素についても検討している。
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Report
(1 results)
Research Products
(6 results)
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[Publications] Tsubaki,M.,Hiwatashi,A.,Ichikawa,Y.,Fujimoto,Y.,Ikekawa,N.and Hori,H.: "Electron parmagnetic resonance study of ferrous cytochrome Pー450sccーnitric oxide complexes:effects of 20(R),22(R)ーdihydroxyーcholesterol and reduced adrenodoxin." Biochemistry. 27. 4856-4862 (1988)
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