Project/Area Number |
01570379
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Research Category |
Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Gastroenterology
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
菅野 健太郎 東京大学, 医学部(病), 助手 (60179116)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
辻 彼南雄 東京大学, 医学部(病), 医員
斉藤 栄一 東京大学, 医学部(病), 医員
名富 仁美 東京大学, 医学部(病), 医員
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Project Period (FY) |
1989
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1989)
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Budget Amount *help |
¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
Fiscal Year 1989: ¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
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Keywords | 分離壁細胞 / ヒスタミン受容体 / ヒスタミン受容体拮抗薬 |
Research Abstract |
我々は家兎分離壁細胞に対するヒスタミン刺激によって細胞内cAMPのみならず,遊離カルシウム濃度の上昇が認められることを示しているが,その機序についてNaFによる解析を行い,ヒスタミン受容体によるカルシウム動員はF^-感受性G蛋白のすべてではなくその一部によって媒介されている可能性を示唆する所見を得た。現在G蛋白質修飾性毒素による処理を行ってヒスタミン受容体活性化に伴うカルシウム動員に関与するG蛋白質の性質を検討中であり今後これらの結果をまとめて報告する予定である。ヒスタミン類似の構造を有し家鶏胃粘膜細胞に対してヒスタミンより強い酸分泌刺激効果を示すジゼロシンが家兎分離壁細胞に対しては弱いアゴニストとしてのみ作用することを見い出し,ヒスタミンレセプタ-の認識機構に系統発生上の差異があることを示唆する知見を論文報告した。^3H-チオチジンを用いる家兎分離壁細胞ヒスタミン受容体解析を行いその特異的結合部位の存在を示唆する知見を報告した。この結合はヒスタミンにより解離が促進されなかったが,H_2受容体拮抗薬により特異的に解離されるのでヒスタミンH_2受容体のサブサイトを認識している可能性が考えられたがその証明には今後より詳細な検討が必要と思われる。^3Hチオチジン及び^<14>C-ファモチジンによる受容体親知標識実験はアイソト-プ施設閉鎖のため計画が中断されている。一方斉藤らはヒスタミン受容体拮抗薬及びプロスタグランジン製剤の作用を分離壁細胞を用いて検討し,それらがヒスタミン受容体および受容体に連関するアデニル酸サイクレ-スに対する抑制作用によって酸分泌抑制作用を示すことを明らかにし論文報告した。
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Report
(1 results)
Research Products
(6 results)