Project/Area Number |
01570504
|
Research Category |
Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Circulatory organs internal medicine
|
Research Institution | Tokai University |
Principal Investigator |
中澤 博江 東海大学, 医学部, 助教授 (20110885)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
二木 鋭雄 東京大学, 工学部, 教授 (20011033)
一守 康史 東海大学, 医学部, 助手 (60184636)
沖野 遥 (沖野 遙) 東海大学, 医学部, 教授 (60055689)
|
Project Period (FY) |
1989 – 1990
|
Project Status |
Completed (Fiscal Year 1990)
|
Budget Amount *help |
¥500,000 (Direct Cost: ¥500,000)
Fiscal Year 1990: ¥500,000 (Direct Cost: ¥500,000)
|
Keywords | フリ-ラジカル / 再灌流 / ESR / 再潅流 |
Research Abstract |
再潅流障害の起因物質として酸素由来のラジカルが注目されている。 しかし、ラジカルは著しく寿命が短いために化学的に捕促する事が極めて困難である。 本研究の目的は心臓そのものからの再潅流時のラジカル発生を直接測定することである。 平成1年度でESRスピントラップ法を用いて再潅流直後にラット潅流心から酸素由来のラジカルが発生することを示すことが出来た。 本年度は下記について検討した。 1)化学発光法 ラジカルに特異的な化学発光試薬投与下に虚血・再潅流を行い心表面からの発光からラジカルを測定する。 光電子増倍管に連結した暗箱内にラットの潅流心を設置する。 この方法は高酸素濃度の潅流液による発光試薬の自動酸化が心筋からの発光測定を妨害する問題点を持つ。 このため心臓をupsideーdownに吊して流出液の心表面への排出を除いた。 化学発光試薬としては02・^^ーに特異性のあるLuciferin誘導体(MCLA 5μM)を用いた。 この実験で流出液の妨害除去をすれば心筋の発光を測定できることが明かとなったが、 再潅流時のラジカル発生は示せなかった。 また報告書作成時に流出液の影響を除かずに実験を行い再潅流後の発光増加を02・^^ーの発生と解釈した報告(Henry TD et al; Enhanced Chemiluminescence as aMeasure of OxygenーDrived Free Radical Generqation During Ischemia and Reperfusion. Circ Res 1990;67:14553ー1461)に対してその評価に問題があることが示せた。 ESR法で02・^^ーの捕促が出来たにもかかわらず、数百倍の感度を持つ化学発光法で観察されない原因は(1)02・^^ーによる発光のミオグロビンによるQuench、 (2)心筋表面での02・^^ー発生が少ないことが考えられる。 結 論: ESR法で02・^^ーが促えられ、 直接証明ができた。 化学発光法は02・^^ーの検出には不十分であった。
|
Report
(3 results)
Research Products
(10 results)