パ-ギリン投与後、青斑核に出現するセロトニン細胞の分類に関する免疫組織化学的研究
Project/Area Number |
01570599
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Research Category |
Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Psychiatric science
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Research Institution | Akita University |
Principal Investigator |
飯島 浩一 秋田大学, 医学部, 教授 (60013885)
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Project Period (FY) |
1989
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1989)
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Budget Amount *help |
¥1,800,000 (Direct Cost: ¥1,800,000)
Fiscal Year 1989: ¥1,800,000 (Direct Cost: ¥1,800,000)
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Keywords | GABA / セロトニン / バ-ギリン / トリプトファン / 5-HTP / パラクロロフェニルアラニン / 青班核 / PAP method |
Research Abstract |
セロトニン抗体の特異性がImmuno Tech の市販品について抑制実験により検定された、ノルアドレナリンに対して交叉性が0.2%以下と判明した。当教室で精製したGABA抗体は吸光度系による検定で5.4%以下の交叉性と判明した。ラット青班核の厚さ5μmのクリオスタットト連続切片を作成して交互にセロトニン抗血清とGABA抗血清により免疫染色し、ミラ-法で青班核(両側)で3,500個の神経細胞を調べた結果、両細胞は別個であると結論できた。 バ-ギリン投与により、青班核の1.2%を占めるにすぎなかったセロトニン細胞は81%に激増した。このMAO抑制効果は、さらにセロトニンの前駆物質であるL-tryptophan又は5-HTPで前処置をしてから、セロトニンの免疫染色をすることによって増強され、大多数の青班核神経細胞は免疫陽性反応を呈し、Sakumotoら('84)の視床下部背内側核の小型細胞群、また西田ら('85)の最後の神経細胞群と類似し、西田ら('85)の命名したmasked indoleamine cellsに該当するものと考えられた。KoeとWeissman('66)のp-chlorophenylalanineによる実験は、この薬剤「PCPA」がセロトニンの合成をtryptophan hydroxylaseの段階で阻害する事を証明した故に、PCPAを腹膣内注射したラットの青班核で、パ-ギリンやL-tryptophan又は5-HTP前処置の該反応に及ぼす効果を検討した。完全な陰性反応が得られて、青班核神経細胞はごく少数のセロトニン細胞と多数のmasked serotonin cellsより成ることを証明した。これに反して、青反核の周囲を包囲して、縫線核群に連続する細胞群は全く別個のものであり、masked indoleamine cellsと呼稱すべきである。何故なら後者がPCPAの投与によっても該反応を消失せず、これらの神経細胞がセロトニンの他に、別のイシド-ルアミンを生産している事が示されたからである。青班核は少数のセロトニン細胞と多数のマスクされたセロトニン細胞を含むと結論できる。
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Report
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Research Products
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