顆粒玉コロニ-刺激因子による好中球アルカリフォスファタ-ゼ誘導の分子生物的検討・好中球アルカリフォスファタ-ゼmRNAの測定とCRNAのクロ-ニング
Project/Area Number |
01570671
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Research Category |
Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Hematology
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
佐藤 典治 東京大学, 医科学研究所, 助教授 (90162461)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
浅野 茂隆 東京大学, 医科学研究所, 助教授 (50134614)
小倉 浩美 東京大学, 医科学研究所, 教務職員 (90211135)
谷 憲三朗 東京大学, 医科学研究所, 助手 (00183864)
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Project Period (FY) |
1989
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1989)
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Budget Amount *help |
¥1,900,000 (Direct Cost: ¥1,900,000)
Fiscal Year 1989: ¥1,900,000 (Direct Cost: ¥1,900,000)
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Keywords | アルカリフォスファタ-ゼ / 好中球 / 顆粒球コロニ-刺激因子 |
Research Abstract |
顆粒球コロニ-刺激因子による好中球アルカリフォスファタ-ゼ(NAP)誘導を分子生物学的に検討するため以下の実験を行った。 (1)正常骨髄細胞および慢性骨髄性白血病患者末梢血細胞を比重遠心法で分画し、いわゆるpost mitotic granulocyteを集めた。これらの細胞をヒトリコンビナント顆粒球コロニ-刺激因子(rg-csF)等とともに24〜48時間培養した後、細胞を集め、chirgwinらの方法でRNAを抽出した。各種因子で処理した細胞のRNAをヒト肝/腎/骨型アルカリフォスファタ-ゼ遺伝子CDNAとハイブリダイズすることによりNAPmRNAを測定したところ(a)rG-csFは正常および慢性骨髄性白血病者post mitotic granulocyteのNAPmRNAを増加させることによりNAP活性を誘導することが判明した。又(b)レチノイン酸はrG-csFと共存することによりNAPmRNA量を更に増加させることが判明した。 (2)NAP CDNAクロ-ニングの予備実験として、肝/腎/骨型アルカリフォスファタ-ゼ遺伝子CNDAを4つの断片に分けpTZ18Rベクタ-にクロ-ニングした。このベクタ-のT7プロモ-タ-を用いてRNAを合成し、多血症患者好中球由来RNAとハイブリダイズし、RNAプロテクションアッセイを行ったところ、これら4断片由来RNAは全て好中球RNAによってプロテクトされた。
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Report
(1 results)
Research Products
(1 results)