• Search Research Projects
  • Search Researchers
  • How to Use
  1. Back to previous page

腰部脊柱管狭窄における解剖学的検討〜くも膜下腔と硬膜外腔の空間的余裕の対比〜

Research Project

Project/Area Number 01570842
Research Category

Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Orthopaedic surgery
Research InstitutionFukushima Medical University

Principal Investigator

菊地 臣一  福島県立医科大学, 整形外科学講座, 講師 (80045773)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 西山 慶治  福島県立医科大学, 第一解剖学講座, 助教授 (10106354)
Project Period (FY) 1989
Project Status Completed (Fiscal Year 1989)
Budget Amount *help
¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,300,000)
Fiscal Year 1989: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,300,000)
Keywords腰椎 / 硬膜外腔 / 脊柱管狭窄 / 解剖
Research Abstract

1.解剖学的検討 成人遺体11体(男性6,女性5)を対象として、腰部脊柱の横断標本を作成した。articular segmentで、画像解析装置を用いて、骨性椎孔(黄色靱帯を含まず)、非骨性椎孔および硬膜管の面積を測定した。結果は以下の通りである。
(1)椎孔の面積は、骨性、非骨性を問わず、下位にいく程増大する。これに対して、硬膜管は下位にいく程、その面積は減少する。この結果、硬膜外腔の余裕度は下位にいく程増大する。
(2)椎孔の面積は、黄色靱帯を含んで測定する場合とそうでない場合とでは大きく異なっていた。すなわち、脊柱管の面積には黄色靱帯が大きく関与している。
(3)個体差という面からみると、その絶対値は個体により大きく異なっていた。特に、下位ほどその個体間の差異は大きかった。
(4)硬膜外腔の余裕度という面からみると、L4/5椎間高位が最も余裕度が少ないという事実はなかった。馬尾障害がL4/5高位にきわめて高頻度に発生する理由に、硬膜外腔の余裕度が関与しているとは言えなかった。
2.臨床的検討 馬尾障害例と腰痛のみを有する症例の各10例につき、椎孔面積を1と同様な方法で測定した。結果は以下の通りである。
(1)馬尾障害例では、責任高位のL4/5のみならず他高位でも狭小傾向を有していた。すなわち、馬尾障害を起こすような症例では、狭い脊柱管という解剖学的素因が存在している可能性がある。
(2)馬尾障害例では、責任高位のL4/5が最も硬膜外腔の余裕度が乏しく、次いでL3/4、L5/sであった。これらの結果から、臨床例での無症状例と有症状例で、頚部脊柱管を含めて、椎孔の面積に差があるのか否かを検討する必要がある。

Report

(1 results)
  • 1989 Annual Research Report
  • Research Products

    (1 results)

All Other

All Publications (1 results)

  • [Publications] 菊地臣一: "責任高位診断における脊髄、硬膜外造影所見の臨床的意義-変性々脊椎管狭窄について-" 整・災外. 32. 321-324 (1989)

    • Related Report
      1989 Annual Research Report

URL: 

Published: 1989-04-01   Modified: 2016-04-21  

Information User Guide FAQ News Terms of Use Attribution of KAKENHI

Powered by NII kakenhi