ヒト精巣精細管精系細胞の障害と周囲因子との関係についての研究
Project/Area Number |
01570891
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Research Category |
Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Urology
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
奥山 明彦 大阪大学, 医学部, 助教授 (20093388)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
中村 正広 大阪大学, 医学部, 助手 (60135689)
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Project Period (FY) |
1989
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1989)
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Budget Amount *help |
¥1,900,000 (Direct Cost: ¥1,900,000)
Fiscal Year 1989: ¥1,900,000 (Direct Cost: ¥1,900,000)
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Keywords | 精巣 / 器官培養 / 細胞培養 / 胚細胞 / ライディッヒ細胞 / セルトリ細胞 / 受容体 / プラスミノ-ゲンアクティベ-タ- |
Research Abstract |
ヒト精巣の器官培養系およびセルトリ細胞培養系を用いて、種々の環境変化(具体的には28〜42°Cの温度環境,ゴナドトロピンやエストロゲン添加による内分泌環境)による胚細胞分化能と周囲支持細胞であるライディッヒおよびセルトリ細胞機能との関係を知ることを目的とする。 胚細胞機能は光顕電顕観察による形態学およびDNA、RNA、蛋白合成に関する機能学的レベルで、周囲細胞機能はゴナドトロピン受容体および蛋白合成のレベルで把握し、次に列挙する成果を得た。 1.幼少時から成人に至る正常および病的精巣の器管培養から、正常胚細胞分化の至的温度は31〜32°Cであり、高温環境は障害的に作用する。また、病的精巣では温度環境による障害パタ-ンが正常精巣と相違する。支持細胞の受容体は温度環境の影響を受けない。このため、温度環境は支持細胞を介することなく、直接胚細胞に作用し、分化に関与することが推測された。 2.セルトリ細胞培養系よりヒトにおいても実験動物同様ウロキナ-ゼタイプのプラスミノ-ゲンアクティベ-タ-が産生されており、FSHに依存性を有しており、胚細胞分化能に相関性を示すことが判明した。
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Report
(1 results)
Research Products
(6 results)