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日常生活状況、健康状態との関連性からみた老後の咀嚼機能維持に関する調査研究

Research Project

Project/Area Number 01571130
Research Category

Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field 小児・社会系歯学
Research InstitutionThe Nippon Dental University

Principal Investigator

末高 武彦  日本歯科大学, 新潟歯学部, 教授 (40112966)

Project Period (FY) 1989
Project Status Completed (Fiscal Year 1989)
Budget Amount *help
¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Fiscal Year 1989: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Keywords成人咀嚼機能 / 日常生活状況 / 自覚健康状態 / 食品摂取 / 健全歯数 / 喪失歯数 / CPITN
Research Abstract

介助を必要とせず日常生活を営んでいる成人男女約1,500人を対象として、口腔状況診査(歯の状況、CPITN、OHI、咀嚼)及び質問調査(日常生活状況、健康状態)を行い、1,296人から有効な成績を得た。この結果、統計的に差の有意性を認めたものは次のようである。
9種の食品をあげ固くてかみにくいものの有無を調べたところ、それぞれの口腔状況が良好な者程無い者の割合が高く、無い者が80%以上を占めるのは、健全歯数20歯以上、未処置歯数1歯以内、喪失歯数1歯以内、CPITN値2以内などである。
日常生活状況では、喫煙状況と口腔状況との間で最も関連性が認められた。男性では、CPITN値、OHI値、咀嚼能力が良好な者において、女性では喪失歯数が少なく咀嚼能力が良好な者においてすわない者が多く認められた。しかし、う歯数との間には認められなかった。
健康状態に関しては、最近の健康状態(自覚症状)、健康診断の受診態度と口腔状況との間において関連性が認められた。男性では健全歯数が多く、OHI値が良好な者において健康状態が良い者が多く、CPITN値が良好な者において健康診断をよく受診しており、女性では喪失歯のない者においてよく受診している。
今回の調査研究は一断面におけるもので十分な結論を得たとはいえないが、口腔状況の悪化は食べものの咀嚼に影響を与えており、口腔の健康の重要性が指摘される。また、老後の咀嚼機能維持には、喫煙状況や健康診断の受診状況と口腔内の現状(成人であるのでう蝕は過去の状況と考えられる)とに関連性が高く、日常生活において健康に関する態度行動が良好な者はすでに口腔の健康状態にも関心が及んでいると考えられる。

Report

(1 results)
  • 1989 Annual Research Report

URL: 

Published: 1989-04-01   Modified: 2016-04-21  

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