培養内皮細胞による生理活性物質の透過制御機構の解析
Project/Area Number |
01571225
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Research Category |
Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Biological pharmacy
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Research Institution | Teikyo University |
Principal Investigator |
高野 達哉 帝京大学, 薬学部, 教授 (40124995)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
柳生 靖子 帝京大学, 薬学部, 助手 (60211611)
峰尾 千恵子 帝京大学, 薬学部, 助手 (00190710)
佐藤 隆一郎 帝京大学, 薬学部, 助手 (50187259)
今中 常雄 帝京大学, 薬学部, 講師 (50119559)
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Project Period (FY) |
1989
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1989)
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Budget Amount *help |
¥1,900,000 (Direct Cost: ¥1,900,000)
Fiscal Year 1989: ¥1,900,000 (Direct Cost: ¥1,900,000)
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Keywords | アンジオテンシン / 内皮細胞 / 平滑筋細胞 / 受容体 / 極性 / 血管壁 / 動脈硬化 / 透過 |
Research Abstract |
血管壁の内側は一層の内皮細胞により覆われており、アンジオテンシンは、内皮細胞層を透過し、内皮細胞下に存在する平滑筋細胞に作用し収縮させる可能性が考えられる。本研究は、アンジオテンシンが内皮細胞層を透過して実質細胞に作用する機序を培養内皮細胞を用いて、細胞内、細胞間輸送、ならびにその制御機構を分子レベルから解析した。本研究の目的のために、人工血管に用いられているダクロン布にコラ-ゲンをゲル化し、その上に内皮細胞を一層に培養し、生理活性物質の透過モデルを作製する。このモデルを用いて、アンジオテンシンは内皮細胞の受容体を介して、activeにtransportされ、平滑筋に作用する機構を検討した。アンジオテンシンの透過性が内皮細胞により、制御されているかを確かめるために、受容体の立場からも検討した。その結果、 (1)^<125>I-アンジオテンシンIIの透過性にアンジオテンシンIは影響せず、IIは拮抗阻害することから、アンジオテンシンIに対する受容体が依存していることが確認された。 (2)内皮細胞表面アンジオテンシンIIに対する受容体が存在していることを、受容体結合反応により測定した。 (3)アンジオテンシンIIは、apical側からbasal側に特異的に透過することから、受容体はapical側に多く局存していることが示された。 (4)アンジオテンシンの透過は、温度に依存的であると同時にエネルギ-に依存的である。 以上の結果より、アンジオテンシンIIは内皮細胞表層の受容体と結合し、内皮細胞層のapical側からbasal側に、温度、エネルギ-依存的に透過していることが示された。
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Report
(1 results)
Research Products
(6 results)