ヒスタミンのラットの十二指腸内投与による胃酸分泌刺激法の確立
Project/Area Number |
01571228
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Research Category |
Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Biological pharmacy
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Research Institution | Kyoto Pharmaceutical University |
Principal Investigator |
岡部 進 京都薬科大学, 薬学部, 教授 (90012624)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
桑原 芳美 京都薬科大学, 薬学部, 副手 (50195608)
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Project Period (FY) |
1989
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1989)
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Budget Amount *help |
¥1,700,000 (Direct Cost: ¥1,700,000)
Fiscal Year 1989: ¥1,700,000 (Direct Cost: ¥1,700,000)
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Keywords | ヒスタミン / 胃酸分泌 / 十二指腸内投与 / シメチジン / トリペレナミン / アミノグアニジン / ヒスタミンの血中濃度 / 最大酸分泌反応 |
Research Abstract |
1.ヒスタミンの十二指腸内投与による胃酸分泌の刺激。雄性SD系ラット(約250g)に著者らが新規に考案したカニュレを使用してヒスタミン2塩酸塩(5-80mg/kg)を十二指腸内に投与した。その結果、ヒスタミンは用量依存的に胃酸分泌を刺激した。最大分泌は40mg/kgで得られた。尚、同じカニュレを使用した実験でヒスタミンの静脈内、皮下投与での最大分泌反応は各々8および20mg/kgで得られた。尚、ヒスタミンを経口投与後、幽門を結紮した実験においても胃酸分泌は上昇することが判明した。 2.抗胃酸分泌薬の効果。このヒスタミンの十二指腸内投与により刺激される胃酸分泌はヒスタミンH_2受容体拮抗薬シメチジンで著明に抑制されたが、H_<1->受容体拮抗薬トリペレナミンでは影響を受けなかった。他の抗胃酸分泌薬ピレンゼピンおよびオメプラゾ-ルでも著明な抑制が認められた。 3.ヒスタミンの血中濃度。ヒスタミンの酸分泌刺激用量(40mg/kg)を十二指腸内に投与後、血中のヒスタミン含量をRIA法により測定した。ヒスタミン投与後血中のヒスタミン量は上昇し、その血中濃度はヒスタミン(20mg/kg)の皮下投与後で認められる濃度とほぼ同じであった。 4.アミノグアニジン前処置の効果。アミノグアニジンを投与し、ヒスタミンの代謝を阻害後ヒスタミン20mg/kgを十二指腸内に投与した結果、ヒスタミン40mg/kg単独での効果と同程度に酸分泌が刺激された。 5.モルモットの十二指腸内へのヒスタミン投与の結果。ラットと異なり、モルモットの十二指腸内にヒスタミンを投与しても胃酸分泌の上昇は認められなかった。 6.以上の結果、ヒスタミンはラットの十二指腸内に投与後、体内に吸収され、胃酸分泌を刺激することが判明した。
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Report
(1 results)
Research Products
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