並列計算機上のアルゴリズムとその設計方法に関する研究
Project/Area Number |
01580021
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Research Category |
Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Informatics
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Research Institution | Gunma University |
Principal Investigator |
五十嵐 善英 群馬大学, 工学部, 教授 (60006260)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
佐渡 一広 群馬大学, 工学部, 助教授 (10162512)
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Project Period (FY) |
1989
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1989)
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Budget Amount *help |
¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
Fiscal Year 1989: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
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Keywords | 並列アルゴリズム / 時間計算量 / 整列 / 網状結合計算機 / 下限値 |
Research Abstract |
本科学研究補助金により並列アルゴリズムに関して以下のような研究実績をあげることができた。 網状結合並列計算機モデル上の整列アルゴリズムの時間計算量は整列の番号付けと深い関係がある。種々の整列番号付けについて、整列時間の下限値および上限値を導いた。またどのような整列番号付けによっても必要な整列時間の下限値も導いた。これ等の結果は主にチェイン定理と呼ばれる性質を用いて得られたもので、チェイン定理の証明に用いた方法は広く並列計算の情報伝達に必要な時間を求める問題にも有効であると思われる。 次いで粗く整列された系列を完全に整列するアルゴリズムおよび任意の系列を粗く整列するアルゴリズムの設計と時間計算量の解析についていくつかの結果を導いた。 本科学研究補助金で購入したSun-3/80Mワ-クステ-ションはアルゴリズムの効率解析のためのシミュレ-ション実験に用いるなどして上記の研究を進める上で大いに役立った。 今後は並列および分散システムにおける情報散布方式とその効率に関する研究を進めていく。起立法体結合システムにおける耐故障性と情報散布の効率の間の相互関係、故障プロセッサおよび故障結線の位置検出方式等についていくつかの成果を上げつゝある。 本年度に得られた結果の主なものは電子情報通信学会のコンピュテ-ション研究会、情報処理学会アルゴリズム研究会、これ等の学会の論文誌、国際学術雑誌、国際会議等で発表をした。最近得られた成果については近く研究会で発表する予定である。
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Report
(1 results)
Research Products
(5 results)