Project/Area Number |
01580029
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Research Category |
Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Informatics
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
辻 三郎 大阪大学, 基礎工学部, 教授 (60029527)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
今井 正和 大阪大学, 基礎工学部, 助手 (60193653)
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Project Period (FY) |
1989
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1989)
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Budget Amount *help |
¥1,700,000 (Direct Cost: ¥1,700,000)
Fiscal Year 1989: ¥1,700,000 (Direct Cost: ¥1,700,000)
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Keywords | 人工知能 / 認知 / コンピュ-タビジョン / 線画 / 画像理解 / 推論 |
Research Abstract |
人間は、線画を見ると、そこに描かれている世界を認知する。また、見た世界や考える世界を線画の形に表現して思索や通信に用いる。コンピュ-タが線画を認識する従来の研究は、カメラに写された物理世界の法則の利用を前提にしていた。しかし、人の描く線画は、イメ-ジの表現で物理世界の法則は必ずしも満足しない。本研究は、線画と人と同じように認知する人工知能の実現のため、局所的知見を定性的な推論で統合化する方式を確立することを目的とし、人間にとって最も馴染み深い図形である四辺形の認知に対象を限定して以下の研究を行なった。 1.直行規則性 人は描かれた四辺形を3次元世界の図形として認知するが、そのように解釈するには何らかの規則性を仮定して図形を認知すると考えられる。第1の規則性は、『四辺形の辺がいずれも直交』とする解釈である。これから、人が描く時に無意識に想定する撮像系のパラメ-タ、すなわち画像中心の位置と焦点距離が定まり、さらに四辺形の傾きも決定できる。 2.曲率線規則性 人間は、曲面を4本の辺で切断した形で図示することが多い。このような曲面上の四辺形の認知問題を研究し、曲率線の規則性を提案した。画像内の閉じた輪郭は、ある条件を満足すると輪郭から定まる面上の4本の3次元曲率線と解釈される。曲面を覆う網を輪郭から推定する方式を提案し、さらに面や網の3次元空間内の傾きを推論することが可能になった。 3.直方体解釈 四辺形を直方体の面として解釈する問題を検討し、幾何学的レベルと人の認知レベルとを比較し、どの範囲まで直方体と認知するかを明確にした。 以上の研究により、人間とコンピュ-タの線画認知問題の基礎を確立した。
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