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「知識」に関する反省的理解の発達

Research Project

Project/Area Number 01580291
Research Category

Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field 科学教育(含教育工学)
Research InstitutionNational Institute for Educational Policy Research

Principal Investigator

永野 重史  国立教育研究所, 教育指導研究部, 部長 (30000045)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 山本 正明  山形大学付属教育実践研究指導センター, 助教授 (60110095)
Project Period (FY) 1989 – 1990
Project Status Completed (Fiscal Year 1990)
Budget Amount *help
¥1,500,000 (Direct Cost: ¥1,500,000)
Fiscal Year 1990: ¥700,000 (Direct Cost: ¥700,000)
Fiscal Year 1989: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Keywordsメタ認知 / 認識論 / 反省的思考 / 真理観 / 思考力 / 科学教育 / 一般意味論
Research Abstract

児童・生徒、あるいは成人が、自らの認識過程やその所産についてどのような理解をもっているか、すなわち「知識」に関してどのような反省的理解(メタ認知)をもっているか、などの実態を明らかにするために、下に述べるような調査をおこなった。調査法としては、質問紙調査のはかに、集団による話し合いや個人面接を併用した。その結果、成人においても極めて限られたメタ認知しかもたないことがわかった。
1)「知る」ことについての反省的な理解をもっているか。(1)植物の分類上の位置付け(例:サクラはバラ科の植物だ)を何を根拠にして理解したと考えているか、また、自分の理解に満足しているか。(2)「動いている」か「止まっている」かの判断の根拠についてどう理解しているか、同じ運動が観察者の視点によって違った運動とも静止とも判断されることが理解できるか。(3)「ひとだまはリンが燃えてできる」「地球は地形である」など、ひとびとの常識となっている命題について、自分がそれを信じる確かな根拠をもっていないことを知っているか、命題を疑う根拠をあげることができるか。
2)証明の必要性、証明の十分さをどう理解しているか。(1)自明の度合いが異なる幾何学上の定理について、その「当然さ」並びに図形の幾何学的性質を確かめる種々の方法(図をかいて確かめる、知っている定理と関連づける、など)の有効性をどのように判断するか。(2)迷信だと言われている現象について、信ずるに足らぬとする理由はなにか、「ありえないこと」とみなすために証明の必要はないか。(3)学校でおこなう理科の実験について、何のためにおこなう実験か、その実験から何がわかるかをどのように理解しているか。4)スタンバ-グの「心の政府」(頭の働かせかたの型)について、どの型が価値があると考えるか。
以上の調査のほかにメタ認知に関する研究文献の総覧を行った。

Report

(2 results)
  • 1990 Annual Research Report
  • 1989 Annual Research Report

URL: 

Published: 1989-04-01   Modified: 2016-04-21  

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