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災害時における複数システムの相補関係に関する研究-行動の相補関係論を合わせて-

Research Project

Project/Area Number 01601508
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas

Allocation TypeSingle-year Grants
Research InstitutionTokyo Institute of Technology

Principal Investigator

穐山 貞登  東京工業大学, 工学部, 教授 (50016341)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 児玉 好信  東京工業大学, 工学部, 助手 (00108200)
菊池 章夫  東京工業大学, 工学部, 教授 (10007289)
Project Period (FY) 1989
Project Status Completed (Fiscal Year 1989)
Budget Amount *help
¥1,700,000 (Direct Cost: ¥1,700,000)
Fiscal Year 1989: ¥1,700,000 (Direct Cost: ¥1,700,000)
Keywords自然災害 / 複数システム / 相補関係 / 個人差 / シミュレ-ション実験 / 避難誘導システム
Research Abstract

現在、自然災害時における対応策はどうあるべきかについて各種機関において積極的に検討され、そのシステム作りが取り組まれてきている。しかし、自然災害という条件は、事前の見通しの段階において状況の展開を確実に予測することは不可能であり、システムは予測できない状況の展開への対応を求められている。以上の前提から、本研究では、システムそのものが規格化された固定的なものではなく、その内部において臨機に対応しながら一層有効なものとなることや複数のシステムを臨機に選択的に活用するといった柔軟なシステムのあり方を検討するための資料を得ることを目的として、災害時における行動のシミュレ-ション実験の検討、およびこれまでの自然災害における対応システムの検討を行った。
自然災害時の対応システムを見てみると、情報のロ-ラカイゼ-ションの必要性がみられ、地域の特性にもしたがった組織の役割が指摘される。また、情報伝達媒体の補完性も結果としてその有効性が示されている。そして、特徴的であったのが住民の行動である。同様な情報を得ながら、その行動は多岐にわたっており、いち早く避難に走るもの、援助行動にむかうもの、情報を過小評価するものなど様々である。このことは、システムに対して、状況に応じた正確かつ柔軟な対応が求められているということであり、さらに住民の行動特性を考慮することの重要性を示している。
一方、シミュレ-ション実験は、避難誘導の立場から災害時における行動の個人差に注目するものとして進めた。その結果、昨年度見られた避難行動のいくつかのパタン同様、避難誘導に当たってもその方法にいくつかのパタンがみられ、複数の誘導システムの導入とそれを有効に働かせる人材の配置の重要性が示された。

Report

(1 results)
  • 1989 Annual Research Report

URL: 

Published: 1989-04-01   Modified: 2016-04-21  

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