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崩壊斜面の土壌化に関する研究

Research Project

Project/Area Number 01601513
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas

Allocation TypeSingle-year Grants
Research InstitutionNagoya University

Principal Investigator

竹田 泰雄  名古屋大学, 農学部, 助教授 (20023418)

Project Period (FY) 1989
Project Status Completed (Fiscal Year 1989)
Budget Amount *help
¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 1989: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Keywords山腹工事 / 土壌化 / 孔隙率 / 炭素量 / 室素量 / 土壌pF測定器 / CNコ-ダ- / 毛管孔隙量
Research Abstract

山腹工事施工地土壌とその周辺の崩れていない土壌を比較しながら土壌化の過程を土壌物理的、化学的に調査した。調査地は山腹施工年度、施工種が同じで斜面方位の異なる調査地を選び、施工地土壌の土壌化と斜面方位の関係を調べた。さらに施工年度の異なる調査地では、施工後の経過年数と土壌化の状況について検討した。
調査方法は山腹工事施工地内の土壌断面を測定するとともに、A_0層を取り除いた表層土壌から100cc採土円筒により不攪乱試料を採取し、化学分析用に攪乱試料も採取した。さらに山腹工事施工地土壌と対比するために施工地周辺の崩れていない林地でも同様の測定および試料採取を行った。
測定項目としては、土壌断面のほかに土壌物理的性質として採取時含水比、孔隙率、孔隙径別の孔隙量分布、土粒子比重などであり、化学的性質として土壌中の炭素量、室素量、土壌pHなどである。
良好な林地土壌としては、1つの見方として水の浸透、貯留、流出にバランスのとれた土壌であると思われる。
そのためには物理的にみて団粒構造が発達していて毛管孔隙量が多く、また化学的には炭素、窒素量が多いことがあげられよう。この観点から同一施工年度で斜面方位の異なる調査地において斜面方位と土壌化の程度を比較すると、南斜面のほうが北斜面に比べて毛管孔隙量、採取時含水比、炭素、室素含有量が大きく、土壌化の進行が速いという結果が得られた。また施行年度の異なる調査地で上述の要因を用いて施行後の経過年数と土壌化の状況を崩れていない周辺部の土壌と比較しながら考察すると、施工地の微地形などの影響は受けるものの一般的には経過年数に比例して土壌化の進行がみられた。しかし、数十年経過した施工地でも土壌中の炭素量は3〜4%で、周辺部の崩れていない林地土壌の約半分であり、質的には両者にかなりの差がみられた。

Report

(1 results)
  • 1989 Annual Research Report
  • Research Products

    (2 results)

All Other

All Publications (2 results)

  • [Publications] アルンシリカムラン: "崩壊斜面の土壌化に関する研究-斜面方位と土壌化" 第38回日本林学会中部支部大会論文集. (1990)

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  • [Publications] 竹田泰雄: "山腹工事施行地斜面における土壌化の進行過程に関する研究" 日本林学会誌.

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Published: 1989-04-01   Modified: 2016-04-21  

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