Project/Area Number |
01602023
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | Nagaoka University of Technology |
Principal Investigator |
小池 俊雄 長岡技術科学大学, 工学部, 助教授 (30178173)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
佐渡 公明 北見工業大学, 工学部, 教授 (90003201)
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Project Period (FY) |
1989
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1989)
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Budget Amount *help |
¥2,500,000 (Direct Cost: ¥2,500,000)
Fiscal Year 1989: ¥2,500,000 (Direct Cost: ¥2,500,000)
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Keywords | 環境指標 / 雪水文 / 環境計測 / 放射 / リモートセンシング |
Research Abstract |
本研究では、雪国の特徴的な環境指標の1つである放射収支環境を取り上げ、雪質・気温・日射条件の大きく異なる北海道北見市と新潟県長岡市において、雪面での放射環境特性の比較観測を1990年1月より開始した.主な観測項目は、全天日射量、散乱日射量、雪面反射量、放射収支量、気温、湿度、風速、風向である.LANDSATとの同期観測も試みたが、記録的な少雪のため現地観測に同期した雪面衛星画像データは取得できなかった。 一方、放射収支環境の基礎的検討として、積雪地域において全天日射量と直達日射量が計測されている6カ所の気象官署の資料を用いて、放射環境比較のための日射量要素の算定手法を開発した。 放射収支は、雪面でのアルベドや地形や雲などの影響を受けるが、入力となる日射量によって強く支配される。積雪地域が多く位置する日本海側の地方は一般に冬期日射量が少ないが、同じ雪国でも北海道北見市などでは冬期晴天日が多く、雪国の日射量の時空間分布の変動性は大きい。しかし、気象庁関連の日射量の観測値点数は全国で67ケ所であり、その観測密度は低く、雪国の日射環境を指標化するには不十分である。そこで、全国のAMeDAS観測点のうち約900ケ所で計測されている日照時間を用いた日射量の算定手法を検討した。用いた資料は、全天日射量と直達日射量を計測している全国14カ所に気象官署の内、積雪の影響を受けると考えられる根室、札幌、秋田、宮古、松本、輪島の6カ所の1987年11月〜1988年4月のデータで、気象庁輻射係より提供を受けた。日射量の算定モデルは、1)1日当りの全天日射量算定、2)1日当りの直達・散乱日射量の算定、3)1時間当りの直達・散乱日射量の算定、の三段階からなり、これらのモデルを用いて、AMeDAS日照時間データより1時間当りの全天・直達・散乱日射量を推定することが可能となった。
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Report
(1 results)
Research Products
(2 results)