環境因子によるヒトリンパ球染色体の感受性分布とその異質性機構に関する研究-双生児を対象として-
Project/Area Number |
01602517
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
森本 兼曩 大阪大学, 医学部, 教授 (20143414)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
白川 太郎 大阪大学, 医学部, 助手 (40196613)
岡山 明 大阪大学, 医学部, 助手 (60169159)
日下 幸則 大阪大学, 医学部, 助手 (70135680)
|
Project Period (FY) |
1989
|
Project Status |
Completed (Fiscal Year 1989)
|
Budget Amount *help |
¥1,500,000 (Direct Cost: ¥1,500,000)
Fiscal Year 1989: ¥1,500,000 (Direct Cost: ¥1,500,000)
|
Keywords | ヒト末梢リンパ球 / 姉妹染色分体(SCE) / MMC(マイトマイシンC) / 遺伝要因 / 環境要因 / ライフスタイル / 日常生活習慣 / 双生児 |
Research Abstract |
環境要因に対する個人の感受性決定の機構を解明することは成人病発症の解明にとって必須の研究課題である。本研究では遺伝的背景を同じくする中学一年生の双生児を対象とすることによって遺伝要因をコントロ-ルし末梢リンパ球における姉妹染色分体交換(Sister Chromatid Exchange;SCE)を選び変異原物質であるMMCによる誘導発SCEの感受性分布について解析を行った。ライフスタイル要因の分析は日常生活習慣にこの年代特有の生活習慣を盛り込んだ自記式質問票を郵送し90%以上の良好な回収を得た。この年代では一卵性及び二卵性の双生児間で各生活習慣及びそれらを総合した指標であるHPI(Health Practie Index)値に差はなかった。一方、一卵性双生児にのみ基準SCE並びにMMC誘導SCEの有意な一致が見られた。以上の結果からこの年代ではライフスタイル要因の差はなく遺伝要因が染色体代異に強く影響を与えていることが定量的に示された。
|
Report
(1 results)
Research Products
(8 results)