Project/Area Number |
01603538
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | Saga University |
Principal Investigator |
牟田 一弥 佐賀大学, 理工学部, 教授 (70039270)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
向井 栄一 佐賀大学, 理工学部, 助手 (70039296)
古川 達也 佐賀大学, 理工学部, 助教授 (90173525)
星野 勉 佐賀大学, 理工学部, 助教授 (10209231)
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Project Period (FY) |
1989
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1989)
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Budget Amount *help |
¥3,000,000 (Direct Cost: ¥3,000,000)
Fiscal Year 1989: ¥3,000,000 (Direct Cost: ¥3,000,000)
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Keywords | 超電導応用 / 超電導変圧器 / 超電導限流器 / 交流超電導線 |
Research Abstract |
本研究の超電導事故電流限流・変成器の構成としては、(イ)S/N転移による抵抗発現を原理とした無誘導性の超電導体を回路に直列に入れるもの、(ロ)超電導変流器構成であってその二次巻線を常時短絡し、通常時のリアクタンスをほぼ零にしたもの、また、(ハ)超電導変圧器構成であって一次・二次巻線に安定度の高い保護コイルを付加したもの、など三種類を考えている。 (1)昭和62年度から研究を進めている構成(イ)については、無誘導巻線における漏れリアクタンスの最小化構成法について有限要素法解析により検討し、かつ小形の常電導モデル装置でその妥当性を検証した。また、高温超電導バルク材の限流機能にも着目して実験し、その研究の発展性を明らかにした。(2)構成(ハ)の四巻線限流変成器について基礎研究を重ね、有限要素解析やその他の解析的方法により、一定の設計方法を確立した。また同時にこれらの解析から、クエンチ過程や励磁突入時の器内の電磁気的挙動を明らかにし、構成(ハ)の特徴的現象を解明した。(3)上の解析に基づいて、通常時における二巻線間の分流を最小にする設計手法を適用して、今後試作する10kVA変成限流器を設計した。この10kVA器の製作のため、鉄心の加工、巻線の枠組作成に現在入っている段階である。(4)構成(ロ)や(ハ)の変成限流器に使用する交流用超電導線を開発試作した。また、その線材特性や今後開発する限流器の特性試験のために、三重槽のガラスデュワ(委任経理金から支出)を設計製作した。 以上の中で未だ完成していない実験があるが、今後継続して行く装置等は備えられたと思われるので、多くの成果が期待できよう。
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Report
(1 results)
Research Products
(5 results)