ハイブリッドミクロスフェアの作製とその認識・分離機能の利用
Project/Area Number |
01604593
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | Keio University |
Principal Investigator |
川口 春馬 慶応義塾大学, 理工学部・応用化学科, 教授 (30051808)
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Project Period (FY) |
1989
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1989)
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Budget Amount *help |
¥2,200,000 (Direct Cost: ¥2,200,000)
Fiscal Year 1989: ¥2,200,000 (Direct Cost: ¥2,200,000)
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Keywords | ラテックス / DNA固定 / タンパク質精製 / アフィニティ分離 / ハイドロゲル粒子 / ラテックス診断薬 / 競争吸着 / ソ-プフリ-乳化重合 |
Research Abstract |
ハイブリッドミクロスフェアとして(1)転写制御タンパク質の分離精製用アフィニティラテックスと(2)ハイドロゲル型ラテックス診断薬をとりあげた。 (1)については、前年度作製できたものの機能の向上をめざし、ラテックス粒子の構造およびDNA鎖の固定法を検討した。ラテックス粒子はスチレンとグリシジルメタクリレ-ト(GMA)をソ-プフリ-乳化重合した後GMAを添加し後重合することにより、分散安定性にすぐれタンパク質の非特異吸着を受けにくいものが調製できた。前年度は粒子表面のOH基をCNBrで活性化しDNA鎖を固定する方法を採ったが、表面にエポキシ基を残した粒子を作製し直接DNAのアミン部をそこに結合することにより結合効率、結合密度を高めることができた。こうして得られたアフィニティラテックスは、細胞抽出液を予備精製することなしでその中から転写制御タンパク質E4TF3を精製することを可能にした。 (2)については、ハイドロゲル粒子がタンパク質の非特異吸着を受けにくいことを利用してラテックス診断薬に適用することを試みたものである。GMA、アクリルアミド、メタクリル酸、架橋モノマ-をエダノ-ゲル溶液とし、それを沈殿重合することにより、粒径分布の狭いハイドロゲル粒子の分散液を得た。この粒子への抗体の感作は穏やかな条件下で可能であった。抗原を加えた時、この感作ラテックスはまずまずの凝集反応を示した。 これらの研究の進展のため有用と考え、ラテックス粒子へのタンパク質の競争吸着や交換吸着の研究を合わせて行った。人血清γグロブリンが、ある条件下ではラテックス粒子表面に定着するのにある程度の時間を要することが確認された。
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Report
(1 results)
Research Products
(5 results)