Project/Area Number |
01605001
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
猪口 孝 東京大学, 東洋文化研究所, 教授 (30053698)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
天児 慧 琉球大学, 短期大学部, 助教授 (70150555)
田中 明彦 東京大学, 教養学部, 助教授 (30163497)
伊豆見 元 静岡県立大学, 国際関係学部, 助教授 (00193376)
若林 正丈 東京大学, 教養学部, 助教授 (60114716)
白石 昌也 横浜市立大学, 文理学部, 助教授 (70127330)
|
Project Period (FY) |
1987 – 1989
|
Project Status |
Completed (Fiscal Year 1989)
|
Budget Amount *help |
¥6,000,000 (Direct Cost: ¥6,000,000)
Fiscal Year 1989: ¥6,000,000 (Direct Cost: ¥6,000,000)
|
Keywords | 東アジア / 東アジアと日本 / 東アジア比較政治体制論 / 中国外交政策 / ポスト蒋経国 / 東欧と北朝鮮 / 中国の近代化 / 中ソ和解と米国 |
Research Abstract |
本研究は、従来必ずしも十分に研究されてこなかった東アジア諸国の政治と国際関係の理論的・実証的研究を共同で進め、新たな知見・洞察を得、ひいては、日本の発展モデルの意味について再考することにあった。 今までの東アジアの政治研究は、地域研究者の研究分野であって、他の諸国との比較・日本との比較や理論的枠組みの応用などには、なじまなかった嫌いがある。 すべての事象が、その国の文化の特殊性によって説明されるものではなく、より普遍的に理解される枠組みや概念を用いていこうというのがわれわれの目的であった。 台湾・中国・べトナム・北朝鮮・日本の政治体制の比較研究を、まず手はじめに行った。とりわけ、1980年代の「太平洋のダイナミズム」のなかでどのような適応を遂げたかに焦点をあて、比較分析をした。その中間的成果として、政治学学術雑誌『レヴアイアサン』第3号に「比較政治体制論ー東アジアと日本」という特集を組んで、猪口は「東アジア比較政治体制論」。白石は「ベトナム南部問題をめぐって」、若林は「台湾ー民主化と国民形成の交錯」、伊豆見は「民主化への苦難のプロセス」、田中は「1980年代における中国外交政策の展開」をそれぞれ発表した。 暫定的ではあれ、フィードバックを得て、さらに前進させ、若林はポスト蒋経国の台湾政治を、伊豆見は東欧と北朝鮮の関係・国際情勢、天児は中国の近代化と社会に分析を深め、高木は中ソ和解と米国・中米関係について全面的な検討を進めている。
|
Report
(1 results)
Research Products
(19 results)