Project/Area Number |
01613006
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | Kyoto Institute of Technology |
Principal Investigator |
里深 信行 京都工芸繊維大学, 工芸学部, 教授 (30027891)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
野木 達夫 京都大学, 工学部, 助教授 (20026107)
高見 穎郎 神奈川大学, 理学部, 教授 (80010718)
吉沢 能政 筑波大学, 構造工学系, 教授 (30029392)
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Project Period (FY) |
1989
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1989)
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Budget Amount *help |
¥10,100,000 (Direct Cost: ¥10,100,000)
Fiscal Year 1989: ¥10,100,000 (Direct Cost: ¥10,100,000)
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Keywords | 並列型超計算機 / ベクトル型超計算機 / 有理ルンゲ・クッタ法 / 群陽的方法 / 3次精度風上差分法 / 圧縮性流れ / 高レイノルズ流れ |
Research Abstract |
本年度は研究代表者および分担者が(1)並列型超計算機に適合した流体力学計算アルゴリズム、(2)非定常圧縮性ナビェ・ストークス方程式の解法、(3)高レイノルズ数流れにおける超計算機適合アルゴリズム、(4)並列計算機ADENDAを最適利用するための数値流体力学エキスパートシステム、の4つの課題に対して重点的に研究を行った。(1)に関しては、空間微分項の離散化に中心差分、時間微分項の積分に有理ルンゲ・クッタ法を用いる方法、および、複数の格子点から成る群に対して非対称な陰的差分析似法を適用して得られる連立方程式の係数行列を解析的に反転して、各格子点における陽的差分表示を得る群陽的方法を並列型超計算機に適用し、オイラー方程式を基礎方程式として円柱まわりの流れ場の数値計算を行い、計算時間とプロセッサ数との関係がほぼ理論的な比率になることを示し、本方法の並列型超計算機に対する有効性を明らかにした。(2)に関しては、ヘリコプター回転翼まわりの流れを取上げ、計算格子の生成は完了し、高精度近似によるスキームのベクトル型超計算機に対する評価を行っており、研究は順調に進行している。(3)に関しては、乱流遷移の直接シミュレーションを3次精度風上差分法を用いて行い、回転二円筒間のTaylar Couette流に対してはレイノルズ数を上げると流れは波型のものからこれと定性的に異なる型のものに移行することを示し、3次元キャビティ内流れに対してはスキームのベクトル型超計算機に対する有効性を示した。(4)に関しては、並列言語ADETRANを用い典型的ポアソンソルバーとしてベクトル型超計算機であるVPー400を越える性能を持つことを確認し、典型的流体解析コードをADENDA上に実現することを試み、コードの構成法やFORTRANコードからADETRANへの自動翻訳法の検討を行い、本格的な研究への足掛りとなる成果が得られた。
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Report
(1 results)
Research Products
(6 results)