Project/Area Number |
01617004
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | Nagoya University |
Principal Investigator |
向畑 恭男 名古屋大学, 理学部, 教授 (10028110)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
福井 俊郎 大阪大学, 産業科学研究所, 教授 (90029843)
香川 靖雄 自治医科大学, 医学部, 教授 (30048962)
小澤 高将 名古屋大学, 医学部, 教授 (80022771)
安楽 泰宏 東京大学, 理学部, 教授 (20012643)
二井 將光 大阪大学, 産業科学研究所, 教授 (50012646)
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Project Period (FY) |
1989
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1989)
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Budget Amount *help |
¥20,100,000 (Direct Cost: ¥20,100,000)
Fiscal Year 1989: ¥20,100,000 (Direct Cost: ¥20,100,000)
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Keywords | エネルギー / バイオエナジェティックス / 呼吸酵素系 / 疾病 / エネルギー産生系 / ATPアーゼ / 進化 |
Research Abstract |
生体の行なっているエネルギーの授受と転換は、生命活動の根底をなすものである。バイオエナジェティックスはこの基礎生体反応の過程に関与する多くの事象を研究の対象としている。本研究では、「重点領域研究・バイオエナジェティックス」の全体を総括し、個別および班研究の推進、研究者間の有機的連携、周辺分野との交流、新分野の開拓等を通じて重点領域研究の効果的進展を計ってきた。 本年度に得られた実績は、以下のように要約される。…………1.学会報告、原著論文等を通じ、本重点領域研究に参加している各研究者の研究進捗状況を把握し、各研究のとりまとめ、完成に向けて適切な助言を行なった。2.異なる経験、研究対象、装置等を持つ研究者の間に共同研究を推進した。3.今年度までに得られた特に著しい成果は、論文別刷を配布して各研究者に周知させた。4.総括班に所属する研究者は、新しい親和試薬の開発、エネルギー転換酵素のcDNAの調製、モノクローン抗体の作製、エネルギー転換酵素阻害剤の開発等を積極的に行ない、各研究者の利用に供した。また各研究者の希望によって、クローン化に必要とするオリゴヌクレオチドの作製、蛋白の部分アミノ酸配列の決定等を総括班により行なった。5.総括班は発足時から、エネルギー転換系の疾病の調査研究を行なってきた。本年度は、小沢教授が米・豪の研究者とともにミトコンドリアの遺伝病の研究会を主催し、本研究の運営委員を中心に参加し、最新の成果を発表した。6.平成元年末に、公募研究者を含む全班員の参加による合同班会議を行なった。各研究の進捗状況と成果を評価委員(総括班員より選出した)が厳密な評価と批判を行ない、年度末までの成果を取りまとめるベく指導を行なった。7.来年度に本研究の成果を、英文の成書と和文の報告書により世に問うべく編集方針を検討した。
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