Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
浜岡 利之 大阪大学, 医学部・附属癌研究施設腫瘍発生学教室, 教授 (60028529)
豊田 裕 東京大学, 医科学研究所・獣医学研究部, 教授 (90050418)
山村 研一 熊本大学, 医学部・附属遺伝医学研究施設細胞遺伝, 教授 (90115197)
勝木 元也 東海大学, 医学部・DNA生物学教室, 教室 (20051732)
森脇 和郎 国立遺伝学研究所, 細胞遺伝研究部門, 教授 (50000229)
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Budget Amount *help |
¥14,100,000 (Direct Cost: ¥14,100,000)
Fiscal Year 1989: ¥14,100,000 (Direct Cost: ¥14,100,000)
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Research Abstract |
1.研究の目的 現代のバイオサイエンスを基礎から支えるものとして、研究目的に即した質の高い実験動物の開発がある。そのため野生に存在する遺伝子資源の利用および遺伝子操作技術の実験動物開発への応用が期待される。以上のことを実現するため、全国の関連分野の研究者を結集し、相互に有機的な協力を推進し、効率のよい研究体制を作るため各研究班(森脇班,勝木班,野村班)および公募研究員の連絡を密にする必要がある。さらに研究進捗状況の把握,各個研究の評価,公開シンポジウムの開催等を実行することが本研究の目的である。 2.研究の成果 本年度は,6年間の計画研究期間の中間年度に当るため,前期の総括と、各個研究の評価を行ない,後期計画立案の参考とした。全班員を平成元年9月東京に集め,2日間に亘って総括班員を評価委員として研究報告会を行なった。その結果,遺伝子導入動物の世界的な開発研究状況に遅れることなく,部分的には先頭を切って進んでいるとの評価であった。とくに,ヒト疾患モデルの開発システムと動物実験システムについて,ようやく現代的方法が確立はじめており,日本特有の研究者のネットワ-クができつヽある点が評価された。しかし、3点満点で2点以下の評価を受けた班員もあったので,後期班員の構成も一新すべきであるとの結論に達した。以上の結果に基づいて、来年度以降の計画班の構成が検討された。その他,研究成果報告書の発行,ニュ-スレタ-の発行,重点的に研究を支援すべき班員の検討等を行なった。 今後,本研究班を中心にして,発生工学技術の普及をはかるための,各種講習会,ワ-クショップ等の開催をすべきであろうとの意見が出され、検討する必要がある。
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