| Project/Area Number |
01622001
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| Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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| Allocation Type | Single-year Grants |
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| Research Institution | Hokkaido University |
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Principal Investigator |
谷藤 茂行 北海道大学, 理学部, 教授 (50000774)
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| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
大野 哮司 北海道大学, 理学部, 教授 (00011726)
内宮 博文 筑波大学, 生物科学系, 助教授 (50142229)
中村 研三 名古屋大学, 農学部, 助教授 (80164292)
町田 泰則 名古屋大学, 理学部, 教授 (80175596)
岩渕 雅樹 京都大学, 理学部, 教授 (30000839)
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| Project Period (FY) |
1989
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| Project Status |
Completed (Fiscal Year 1989)
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| Budget Amount *help |
¥53,700,000 (Direct Cost: ¥53,700,000)
Fiscal Year 1989: ¥53,700,000 (Direct Cost: ¥53,700,000)
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| Keywords | 植物細胞全能性 / 植物の発生分化 / 植物遺伝子 / 遺伝情報発現 / 遺伝子導入 / 転写制御 / 組織特異的発現 / トランスジェニック植物 |
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| Research Abstract |
植物遺伝子とゲノムの構造解析:西洋ワサビのペルオキシダーゼとシカクマメのキモトリプシンインヒビターの遺伝子夫々4種類の一次構造が決定され、器官特異的発現が調査された。タバコのプラスチド内におけるスプライシングに関連する蛋白のcDNAも解析された。4種類のシロイヌナズナのtRNA遺伝子が同定された。rRNA遺伝子では、ソラマメ、エンドウマメ、カラスノエンドウで大スペーサー領域の全一次構造が決められた。コムギの核DNAとcDNA、合計163クローンの染色体上分布が決定された。イネのミトコンドリアDNAの概略物理地図も作られた。
発現制御領域と制御因子の解析:コムギH3、H4ヒストン、イネのグルテリン、サツマイモのスポラミン、トウモロコシのPEP・カルボキシラーゼの各遺伝子、および植物体矮性化遺伝子(rolC)の各々について、そのcis制御領域が決められた。さらに、それらの制御領域などに結合するtrans制御因子が上記の各遺伝子で検出された。なお、コムギヒストンH3遺伝子のヘキサマーcis配列に結合するtrans因子では、そのcDNAも解析され、ロイシンジッパー構造の存在が示された。さらに、サツマイモの塊根で発現するスポラミン遺伝子の転写は、糖濃度のような細胞内生理的条件で制御されることも知られた。
遺伝子発現制御機構解明のための新しい試み:植物のII型遺伝子の無細胞転写系がコムギ胚クロマチン抽出物を用いて確立した。また無細胞系でのI型遺伝子の転写の可能性もソラマメ胚抽出物につき示された。導入された大豆貯蔵蛋白遺伝子の発現に影響を及ぼす突然変異個体がシロイヌナズナで得られた。導入されたdicistronic遺伝子の宿主タバコ細胞での発現も証明された。外来遺伝子の導入が、宿主のゲノムDNAとTーDNA間での相同組換に由来することも示された。TMVをDNAに換えて導入し、植物個体の発生・成長に伴う病斑発現の変化も追跡された。
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