Project/Area Number |
01622002
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
駒嶺 穆 東北大学, 理学部, 教授 (90011494)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
長田 敏行 基礎生物学研究所, 助教授 (10012519)
堀田 康雄 名古屋大学, 理学部, 教授 (30190218)
平井 篤志 名古屋大学, 農学部, 助教授 (60023470)
渡辺 昭 名古屋大学, 農学部, 教授 (70023471)
谷藤 茂行 北海道大学, 理学部, 教授 (50000774)
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Project Period (FY) |
1989
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1989)
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Budget Amount *help |
¥15,000,000 (Direct Cost: ¥15,000,000)
Fiscal Year 1989: ¥15,000,000 (Direct Cost: ¥15,000,000)
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Keywords | 全能性 / 遺伝子発現 / トランスジェニック植物 / 脱分化 / 増殖 / 分化 / 不定胚形成 / 種子形成 |
Research Abstract |
計画研究班A「全能性発現の分子機構」では、全能性発現にいたる各ステージの現象を解析し、その分子機構の解析を進めた。本年の主な研究成果としては、1.タバコ葉肉細胞が脱分化を起こす時に発現する遺伝子を単離することに成功した。2.タバコ(Nicotinia glauca)染色体に存在するAgrobacterium rhizogenes Ri plasmidの遺伝子との相同配列が、タバコ属異種かけあわせによって生じる遺伝的腫瘍形成の際に発現することを発見した。3.可溶性オーキシン結合タンパク質がRNA polymerase IIおよびDNAと結合する性質をもつことが明らかにされた。計画研究班B「全能性の基礎となる遺伝子機構とその発現の解析」では、植物の発生・分化と関連の深い数種の遺伝子の構造と機能を解析し、その発現制御の分子機構の解明をめざした。本年の主な研究成果としては、1.多くの組織・器官特異的遺伝子のois制御領域が決定され、trans因子の研究の進展が見られた。とりわけ、コムギヒストン遺伝子上流のヘキサマー配列に結合するtrans転写因子のcDNAクローンやゲノムDNAも得られ、転写制御の分子機構が具体的に研究し得る状態になった。2.植物のin vitro転写系が更に改良され、in vitroでの植物遺伝子のプロモーターの機能解析に路を開いた。3.Ti Plasmidによる遺伝子の導入が、TーDNAの一部と植物ゲノムDNA領域間での相同組換えによることが示され、植物への計画的遺伝子導入につながるものとして期待される。このように、全能性の発現の場から遺伝子へ、遺伝子の解析から全能性の機構解明へと異なる二つのアプローチが次第に接近し、全能性の解明が進んだ。総括班としては、1.総括班会議を開催し、2.全メンバーの成果報告会を行い、3.有力外国人研究者を招いた公開シンポジウムを開催し、4.若手研究者中心のワークショップを開き、5.コミュニケーションと平成元年度の成果報告書を発行し、関係者に配布した。
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Report
(1 results)
Research Products
(7 results)