比較の手法によるイスラームの都市性の総合的研究(総括班)
Project/Area Number |
01625007
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
板垣 雄三 東京大学, 東洋文化研究所, 教授 (10014458)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
木島 安史 熊本大学, 工学部, 教授 (90040427)
斯波 義信 東京大学, 東洋文化研究所, 教授 (00039950)
今永 清二 広島大学, 文学部, 教授 (60033502)
川床 睦夫 中近東文化センター, 主任研究員
後藤 明 東京大学, 東洋文化研究所, 教授 (50079224)
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Project Period (FY) |
1989
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1989)
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Budget Amount *help |
¥20,500,000 (Direct Cost: ¥20,500,000)
Fiscal Year 1989: ¥20,500,000 (Direct Cost: ¥20,500,000)
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Keywords | イスラーム / 都市論 / 研究計画の運営・調整 / 研究連絡・広報活動 |
Research Abstract |
総括班は研究の実をあげるために総括班会議を5回開催し研究活動全体の連絡と調整にあたった。具体的には、 1.研究会の開催:公開性を原則として、全体集会1回、各班個別研究会42回、合同研究会17回、総括班主催国際セミナー7回を実施し、個別研究の枠を超えた共同研究が進展した。 2.成果の流通:研究成果を速やかに共有するため、ニューズレター『マディーニーヤ』(16号〜27号)、研究報告シリーズ(24号〜62号)、研究会報告シリーズ(8号〜17号)、英文『マディーニーヤ』(No.2〜3)、Monograph Series(No.9〜17)を出版・配布した。 3.Andre Raymond氏とMeera Kosambi氏を招聘し、本研究に対する国際的見地からの評価と今後の活動への助言を受けるとともに、国際シンポジウムへの参加を要請し、国際的研究協力体制を固めた。 4.国際シンポジウム(10月22日〜28日):中近東文化センターとの共催。参加者数は289名(日本を含めて30カ国)。これまでの研究活動の蓄積を活かした初めての国際的な総合研究の場として、イスラーム研究および都市研究の接合した国際共同研究ネットワークの基盤となった。プロシーディング(Vols.4&Supplement)は既に発行した。 5.データベース:アラビア文字による入力方法とその利用方法が確立した。歴史資料等のデータベース化が実行に移されており、またイスラム圏の都市図のデータベース化も進展している。 第1年度で研究会等を通して形成された多角的ネットワークが、今年度は特に国際的規模で確立したことが大きな成果である。また本研究の基礎概念や広領域の真に学際的総合的な都市性の研究がいかに遂行されるべきかをめぐって議論がなされ、全体としてまた個々の研究者の間で新たなパラダイムが構築されつつある。
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Report
(1 results)
Research Products
(8 results)