比較の手法によるイスラームの都市性の総合的研究ー都市のコスモロジー
Project/Area Number |
01625017
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | Miyagi Gakuin Women's University |
Principal Investigator |
山形 孝夫 宮城学院女子大学, 学芸学部, 教授 (70073301)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
山下 晋司 東京大学, 教養学部, 助教授 (60117728)
関本 照夫 東京大学, 東洋文化研究所, 助教授 (20110083)
杉田 英明 東京大学, 教養学部, 助手 (90179143)
小西 正捷 立教大学, 文学部, 教授 (10161960)
上岡 弘二 東京外国語大学, アジア・アフリカ言語文化研究所, 教授 (80014512)
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Project Period (FY) |
1989
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1989)
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Budget Amount *help |
¥4,800,000 (Direct Cost: ¥4,800,000)
Fiscal Year 1989: ¥4,800,000 (Direct Cost: ¥4,800,000)
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Keywords | コスモロジー / 山岳宗教 / 羽黒修験 / 山中他界観 / 海上他界観 |
Research Abstract |
本研究班の目的は、アジア諸地域における多様な伝統的都市形態の実証的研究をとおして、イスラームの宗教意識に表現された都市のコスモロジーを類型化し、非イスラム都市との比較検討によって、その社会史的・宗教思想史的位置づけの解明を意図している。この目的にしたがって本研究班の初年度計画は、主として「コスモロジー」の定義、その社会的・宗教的・政治的機能を中心に立案実施されたが、第二年目の計画はイスラームの都市の象徴的性格を、非イスラーム都市との比較において検討することに焦点をしぼり、王宮・市場・モスクによってつくりだされる都市景観の内部構造を解明することを目的に実施された。以下列挙すれば下記のとおりである。(総括班主催の全体会議・国際会議は除く) I 共同討議と実施調査 これまで蓄積されたコスモロジーに関する研究資料と文献を整理し、イスラームの都市性との比較において、密度の濃い共同討議をおこなった。 第I回('89,7,7ー9・於宮城学院女子大学 蔵王峨々・刈田岳・實・河原の踏査)研究発表:山形孝夫「山岳宗教のコスモロジー」参加者18名)山岳宗教に通底する神観念と他界観の討議が中心で、次のIIに続く。 第II回('89,10,8ー11・於山形県羽黒町 正善院 羽黒山,月山,湯殿山の踏査)研究発表:戸川安章「羽黒修験の世界」鈴木正崇「出羽三山のコスモロジー死と再生の儀礼を中心に」 参加者15名 第III回('90,3,2〜8.於琉球大学 宮古島,那覇の実地調査)研究発表:渡名喜 明助教授「琉球における王権をめぐってー伝承と歴史との間」 比嘉政夫教授「那覇の空間構造とコスモロジー社会人類学的考察」他、参加者25名 I,IIの山中他界観に対し、海上他界観がテーマ。 II 他に他班との合同研究発表会「都城」論('90,1,20〜21於熱海)を共同で主催 参加者35名。
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Report
(1 results)
Research Products
(7 results)