コミュニケ-ション障害児へのCAIシステムの適用に関する研究
Project/Area Number |
01626017
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | National Institute of Special Needs Education |
Principal Investigator |
詫間 晋平 国立特殊教育総合研究所, 教育工学研究部, 研究部長 (20012552)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
高橋 信雄 愛媛大学, 教育学部, 助教授 (70132719)
菅井 勝雄 大阪大学, 人間科学部, 助教授 (40000294)
岡本 敏雄 東京学芸大学, 教育情報研究室, 助教授 (60125094)
伊福部 達 北海道大学, 応用電気研究所, 教授 (70002102)
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Project Period (FY) |
1989
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1989)
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Budget Amount *help |
¥6,500,000 (Direct Cost: ¥6,500,000)
Fiscal Year 1989: ¥6,500,000 (Direct Cost: ¥6,500,000)
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Keywords | CAI / 概念学習 / 推論エンジン / 補聴器 / フイッテイング / 難聴児 / 精神薄弱児 / エキスパ-トシステム |
Research Abstract |
本研究班では、研究の実施を大きく2つのグル-プに分けて展開して来ている。即ち、その第1は、主として精神薄弱児の概念学習への知的CAIシステムの適用であり、その第2は、主として聴覚・言語障害児の学習条件整備へのCAI利用の方策である。 前者については、基本的幾何図形(円形、三角形、多角形他)および空間概念(ブロック積み木の位置関係他)の学習を細かくモジュ-ル化すると共に基本的原理(プリミティブ)を4〜5の段階層化(ブレインサイズ)した推論エンジンを独自に開発した。この知的なCAIやシステムを軽度の精神薄弱児の概念学習に適用し、学習者の学習進度や誤りの「KR」(フィ-ドバック情報)をキャッチし即時に、その学習パタ-ンを診断し学習者に適切な指示を自動的にCRTをとおして提供することに成功している。 他方、聴覚、言語障害教育の部分では、難聴児の、高出力補聴器のより適切なフイッテイン・システムを、知的な推論エンジンの活用と数多の性能の異なった補聴器のデ-タ・ベ-スの組み合わせによって、試験的に構築した。この一種の補聴器フイッテイングのエキスパ-ト・システムを聴覚障害児のコミュニケ-ション促進に役立てる利用者のオ-ジイオグラムの特性、片耳、両耳装用などの個別条件をシステムに自動的にインプットし、より精度の高い「専門部」システムの改良と再構成を試行した。
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Report
(1 results)
Research Products
(4 results)