コミュニケ-ション障害児のノンバ-バル行動に関する研究
Project/Area Number |
01626508
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | Waseda University |
Principal Investigator |
佐々木 正人 早稲田大学, 人間科学部, 講師 (10134248)
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Project Period (FY) |
1989
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1989)
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Budget Amount *help |
¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 1989: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
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Keywords | ジェスチャ-(gesture) / 盲児(blind) / 聾児(deaf) / 思考(thinking) / コミュニケ-ション(communication) |
Research Abstract |
本年度は昨年度に引き続きふたつの作業を進行させた。 1)視覚障害者デ-タの詳細な分析。:a)発話デ-タの評定:先天盲者に発話に随伴するジェスチャ-が見られないことが、彼らの発話内容にどのように影響しているのかを検討するために、文字起こしした発話内容の大学生による評定を行った(「論理的-非論理的」、「わかりやすい-わかりにくい」などの観点からの7段階評定)。多くの課題においては、ジェスチャ-のない盲人の発話の方がわかりやすく、論理的などとポジティブに評定された。ただし、説明の内容が具体的な物に言及する必要のある課題では盲人の評定は晴眼者のそれよりも劣っていた。b)ポ-ズ分析:また発話中のポ-ズ数(発話のセンテンス数)の分析は、いずれの課題でも先天盲の発話はポ-ズが少ない(センテンスが長い)ことを示した。以上2種の分析は先天盲の「ジェスチャ-の無い発話」が、途切れがなく、文字化すると整った印象を与える発話であることを示した。このことはジェスチャ-の有無が思考内容と絡らむという仮説を部分的に支持していると思われる。c)思考に随伴するジェスチャ-の分類:現在、すべてのジェスチャ-を一つずつビデオコピ-で起こし、分類する作業を行っている。ジェスチャ-が発話と時間的にどのように相互作用しているのか、ジェスチャ-の内容は発話とどのように関係しているのか等を分析する。 2)聴覚障害者のジェスチャ-の記録・分析。 埼玉県立大宮聾学校で高等部の被験者の対象に、口話事態でどのようなジェスチャ-が自発されるのかを観察した13名を記録し、プロトコル起こしを行い。ジェスチャ-の分類を行った。
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Report
(1 results)
Research Products
(3 results)