Project/Area Number |
01633006
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | Tokyo Institute of Technology |
Principal Investigator |
当麻 喜弘 東京工業大学, 工学部, 教授 (50016317)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
笠原 正雄 京都工芸繊維大学, 工芸学部, 教授 (30029045)
辻井 重男 東京工業大学, 工学部, 教授 (50020350)
向殿 政男 明治大学, 理工学部, 教授 (00061987)
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Project Period (FY) |
1989
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1989)
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Budget Amount *help |
¥15,900,000 (Direct Cost: ¥15,900,000)
Fiscal Year 1989: ¥15,900,000 (Direct Cost: ¥15,900,000)
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Keywords | ファジィ / プロローグ / トークン / 3重化 / デバッグ / ネットワーク / プロセッサアレイ / 暗号化 / 誤り訂正符号 |
Research Abstract |
(1)人間に近い高次表現レベルのFault Toleranceの研究 真ー偽、矛盾ー未知と言う概念の対立関係とそれらの中間的な状態の確からしさをファジイ的に扱う理論体系としてファジイインターバル論理を考案し、その数学的性質を明らかにすると共に、上記の対立関係を組み込んだファジイPrologを開発し手書き文字認識システムに応用した。更に、フィジイ集合を意味レベルの処理に対応づけ、認証を行う方式を考案した。 (2)物理的システムのFault Toleranceの研究 ループ及び関数呼び出しのためのトークンの3重化機構、命令サーチのためのハッシュ機構、浮動小数点演算機構を組み込んで、Fault-Tolerantデータフローマシンを効率化し、更に、3重化データベースシステムにおけるデッドロックを回避するための2段ロック方式、通信オーバーヘッドの軽減方式を考案し、シミュレーションで評価した。また、ソフトウエアのデバッグ過程をモデル化する場合のパラメータの推定を解析的に行う方法を与えた。コンピュータネットワークの故障時に最適なルートを構成する方法、プロセッサアレイを線形時間で再構成する方法なども明らかにした。 (3)Security確保の研究 零知識相互証明プロトコルの健全性がプロトコルの略式化によって満たされなくなる事、複数のデータベースに個人情報がまたがって蓄積される場合アクセス制約レベルが実効的に低下する事等を示し、実効制約レベルの算出法を与えた。更に、予備通信が不要な暗号化鍵共有方式を体系的に考察し、各エンティティの識別情報を変更する事なく対応する秘密情報を更新する方法を考案し、これが多項式人数の結託に対して安全である事を示した。 新たに考案して誤り訂正と暗号化を同時に行う符号化方式に関しては、等頻度性、相関特性、ランレングス特性等について代表的な慣用符号であるDES符号と比較しながら評価した。
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