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¥13,800,000 (Direct Cost: ¥13,800,000)
Fiscal Year 1989: ¥13,800,000 (Direct Cost: ¥13,800,000)
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Research Abstract |
1.高次コミュニケーションにおける情報の可視化に関する研究(都倉) アルゴリズムの可視化の研究のひとつとして,分散アルゴリズムの可視化を目的としたシミュレータを開発した。理解の困難な分散アルゴリズムの正しさの確認に役立ち,実際にアルゴリズムの開発に利用している。また,可視化技術の応用としていろいろな教育用シミュレータを開発した。そのうち,計算機シミュレータCOMETと,コンパイラシミュレータは,実際に教育に利用し,目には見えない計算機内部の働きやアルゴリズムの動きなどを可視化してみせ,可視化技術が教育においても有効であることを学生に対する調査などで確認した。 2.大量情報の高次処理とヒューマンインタフェースに関する研究(上林) 大量情報を扱うものとして地理データベースを例にとり,利用者の要求に応じて大量の情報を地図上に自動配置する研究を行っている。本年度は,領域図形へ文字配置するシステムを作成した。また,関係データベースへの質問時のヒューマンインタフェースとして,擬自然言語を用いることを考え,複雑な形式的質問からより理解しやすい擬自然言語表現を生成する手法について検討した。この他,既存のCADシステムを利用して統合的に設計作業を支援するCADデータベース機能を実現した。 3.ソフトウェアの可視化とヒューマンインタフェースに関する研究(市川) プログラミング環境において,アイコンを用い,プログラムの生産性や信頼性を高める研究を行っている。本年度は,昨年度提案した視覚的プログラミング環境構築支援システムの機能的整理,見直しを行うとともに,そのシステムを用いての視覚的プログラミング環境構築が対話的かつ視覚的に行えるような支援ツールを開発した.このツールによって,言語要素を画面上で直接操作し,動作を具体的にデモンストレーションでき,環境構築の負担を軽減できる。
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