高次コミュニケ-ションのための通信ネットワ-クにおける転送方式と制御に関する研究
Project/Area Number |
01633508
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | The University of Electro-Communications |
Principal Investigator |
小野里 好邦 電気通信大学, 電気通信学部, 助教授 (10143710)
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Project Period (FY) |
1989
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1989)
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Budget Amount *help |
¥2,100,000 (Direct Cost: ¥2,100,000)
Fiscal Year 1989: ¥2,100,000 (Direct Cost: ¥2,100,000)
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Keywords | 安定性 / 構造安定性 / 通信サ-ビス / URN方式 / 構造体 |
Research Abstract |
通信ネットワ-クはますます大規模かつ複雑化するなかで、通信系はあらゆる状況で常に安定に動作することが要求されるため、ロバストな系を設計しなければならない。通信系における安定性を解明する研究は、システム設計の上で極めて基本的な問題である。しかし、その解析は一般に複雑で難しい、そこで、安定性について簡単にかつ直接的に解析する方法について検討し、通信ネットワ-クにおける安定性問題に適用した。通信ネットワ-クの安定性解析では、平衡状態の安定性及びシステム・パラメ-タに摂動が加わった場合に平衝状態がどのように変化するかを問題にする構造安定性を明らかにしなければならない。本研究では、ポテンシャル関係を導入し、カタストロフ理論の成果を使って平衡状態の数の変化に着目し安定性を調べた。 一方、情報化社会の進展にともない、情報ネットワ-クの高度化が進むとユ-ザ-のネットワ-クサ-ビスに対する要求は複雑多様化していく。そしてこのような状況下では、ユ-ザ-から出された複雑なサ-ビス要求に対し、その時の状態に応じた適切なサ-ビスを選択し、これを提供するという機能が重要になってくる。しかし、従来、このようなサ-ビスの選択/提供をどのような考えに基づいて行えば効果的にその選択/提供をなしうるのかということについては殆ど研究がなされていない。そこで本研究では、サ-ビスの選択/提供を効果に的に行う枠組みを示し、この枠組みを用いて衛星通信多元接続制御について考察した。緩衝構造体によるモデル化という視点でみたときには、個々のサ-ビス要求をそれぞれの地球局のアクセス権獲得の要求というように見なし、以下の二つの方式を提案した。Mlurn方式はそのインスタンスが個々のサ-ビス要求と一対一対応している方式であり、SAR方式は緩衝構造体全体としてサ-ビス要求構造体と対応している方式である。
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Report
(1 results)
Research Products
(6 results)