二次元画像情報を三次元化する高次コミュニケ-ションの基礎研究
Project/Area Number |
01633511
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | Nagoya University |
Principal Investigator |
谷本 正幸 名古屋大学, 工学部, 助教授 (30109293)
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Project Period (FY) |
1989
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1989)
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Budget Amount *help |
¥1,800,000 (Direct Cost: ¥1,800,000)
Fiscal Year 1989: ¥1,800,000 (Direct Cost: ¥1,800,000)
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Keywords | 三次元画像通信 / 高次コミュニケ-ション / 知的画像通信 / 立体映像 / マッチング / 特徴点 / 3次元化処理 / 形状モデル |
Research Abstract |
研究実施計画に従って研究を遂行し、ほぼ所期の成果を得たので、その概要を以下に記す。 1.2台のCCDカメラ、高速アナログスイッチ、フレ-ムメモリ、ワ-クステ-ション、モニタ、シャッタ付き眼鏡から成る実験システムを構築した。 2.実験システムを用いて、対象物の二次元画像と形状モデルの輪郭とのマッチングにおけるずれの許容範囲を測定した結果、奥行きの変化が連続的な場合には、モデルの輪郭と対称物とのずれが対象物の大きさの5%になっていも違いが殆ど検知されなかった。奥行きの変化が不連続の場合には、ずれの検知限は、モデルが対象物より大きい場合には4%程度であり、対象物より小さい場合は1〜2%であった。 3.輪郭の検出が不確実な部分や、輪郭が複雑な部分では、モデルを大きめに定める方がよい。 4.奧行き方向の量子化ステップ幅は、水平、垂直方向の20倍程度まで粗くしていも検知されないことが判明した。 5.二次元画像の輪郭を、中心点からの距離γと水平線からの角度θで極座標表示し、γをθの関数としてフ-リエ解析を行った結果、角を持たない画像では、輪郭線に含まれている周波数成分は限られており、輪郭を十数個の特徴点で表せることが分かった。 6.輪郭及び内部の特徴点の検出アルゴリズムを開発し、二次元画像と形状モデルとのマッチングを行う事ができた。 7.マッチングによって得られ三次元画像を右目用、左目用の平面に投影によって画像が拡大される部分にひび割れ状に投影のなされない点が生じること、視点と三次元画像を結ぶ線が2点以上で三次元画像と交わる場合に誤った投影がなされる場合があることの二つの問題が生じたが、これを解決する投影アルゴリズムを開発した。 8.以上によって三次元化処理の基礎技術を確立することができた。
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Report
(1 results)
Research Products
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