知的コミュニケ-ションのための高次推論と認知プロセスの研究
Project/Area Number |
01633516
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
豊田 順一 大阪大学, 産業科学研究所, 教授 (00029456)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
中村 孝 大阪大学, 産業科学研究所, 教務職員 (80180371)
青木 恭太 宇都宮大学, 工学部, 助教授 (00125808)
|
Project Period (FY) |
1988 – 1989
|
Project Status |
Completed (Fiscal Year 1989)
|
Budget Amount *help |
¥2,100,000 (Direct Cost: ¥2,100,000)
Fiscal Year 1989: ¥2,100,000 (Direct Cost: ¥2,100,000)
|
Keywords | ヘルプシステム / 文章生成 / ユ-ザモデル / 意図の推定 / conceptual graph / TMS |
Research Abstract |
我々は、昨年度までにユ-ザに入力した計算機に関する質問に対してユ-ザにわかりやすい説明文を生成する「知的ヘルプシステムASSIST」の開発を進めてきた。今年度は、ASSIST開発から得られた知見に基づき、ASSISTの改良版Neo-ASSISTの開発を行った。 Neo-ASSISTでは、ユ-ザがコマンドの利用法やある目的を達成するための手順を要求する「How型」の質問に対処するために、以下のような新しい機構を導入した。 1.計算機の内部状態をモデル化した計算機環境モデル ある時点での計算機の状態やコマンドが計算機に与える影響などをコンセプチャルグラフの形で記述し、説明内容の決定に利用する。 2.TMSに基づく動的なユ-ザモデル構築機構 仮説的なユ-ザモデル推論ル-ルの利用に伴い、TMSに基づく矛盾解消機構を導入した。 3.Tree Adjoining Grammarを用いた柔軟な文章生成のための機構 読み手のモデルを考慮して語順の変化などの表現を用いた文章を生成するための枠組として日本語TAGを提案した。 4.ユ-ザモデル上のシミュレ-ションによる質問意図推定メカニズム ユ-ザの発話とプランの木および質問行動のモデルなどを用いてユ-ザの思考過程のシミュレ-ションを行ない、ユ-ザのゴ-ルとその障害を推定する。
|
Report
(1 results)
Research Products
(2 results)