Project/Area Number |
01635004
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | Keio University |
Principal Investigator |
石村 巽 慶応義塾大学, 医学部, 教授 (40025599)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
岡本 光弘 大阪大学, 医学部, 教授 (90028613)
武森 重樹 広島大学, 総合科学部, 教授 (60019461)
片桐 正之 金沢大学, 理学部, 教授 (30019442)
川戸 佳 東京大学, 教養学部, 助教授 (50169736)
森島 績 京都大学, 工学部, 教授 (50026093)
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Project Period (FY) |
1989
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1989)
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Budget Amount *help |
¥49,000,000 (Direct Cost: ¥49,000,000)
Fiscal Year 1989: ¥49,000,000 (Direct Cost: ¥49,000,000)
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Keywords | チトクロームPー450 / P45011β / Pー450aldo / Pー450_<14DM> / 副腎ミトコンドリア / Pー450cam / 部位特異的変異 |
Research Abstract |
1)石村らはPー450cam遺伝子に部位特異的変異を導入して、カンファーの水酸化反応にはPー450camの酸素結合部位近傍にあるスレオニンー252がプロトン供与体として重要な役割を果たしていることを明らかにした(Pro.Nat.Acad.Sci.86)。一方、昨年その単離精製に成功したPー450の新しい分子種であるアルドステロン合成酵素(Pー450aldo)はNa欠食ラットの副腎球状層に著しく増加することを見出した(J,Biol.Chem,264)。2)森島ら、飯塚らは高分解能NMR、閃光分解法、更にXAFS法などを用いてP450における配位子結合とそれに伴う微細な構造変化との関係を解明した(Biochem.28 他)。3)北川らは遺伝子操作により調整したPー450ωー1の変異酵素を用いてスレオニンー301がヘム近傍にあることをFeーCO伸縮振動の測定から推測した(Biochem.28 他)。4)川戸らはPー450・CO複合体のフラッシュフオトリシス偏光解消を利用してミトコンドリア及びミクロゾーム膜中におけるPー450の回転運動を測定し、Pー450はその電子伝達成分と一時的な複合体を形成することを明らかにした(J,Biochem.107 他)。5)片桐ら、武森らはPー450llβの多様な触媒作用を明きらかにし、特にウシ副腎皮質各層ではミトコンドリア内膜レベルでPー450llβへの電子伝達が調節を受けており、球状層では電子が多重に流れて連続的な水酸化反応がおこりアルドステロンが特異的に生成されている可能性を示唆した(Biochem.Biophys.Acta.984 他)。6)岡本らは、Pー450llβのアルドステロン合成能を解明する目的でラットPー450llβのcDNAをクローン化し、その塩基配列の決定とCOS細胞内での活性発現を行った。(FEBS.Lett.255 他)7)吉田らは基質構造類似体を用いてPー450_<14DM>と基質との相互作用を系統的に解析し、反応に必須な基質の基本構造を推定した(Biochem.Biophys.Acta.1006 他)。
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