Transposonを利用した神経伝達に関与する遺伝子の単離と機能解明
Project/Area Number |
01638509
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | Kanazawa University |
Principal Investigator |
細野 隆次 金沢大学, 医学部, 講師 (40019617)
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Project Period (FY) |
1989
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1989)
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Budget Amount *help |
¥1,500,000 (Direct Cost: ¥1,500,000)
Fiscal Year 1989: ¥1,500,000 (Direct Cost: ¥1,500,000)
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Keywords | アセチルコリン / Tcl / C.elegans / センチュウ / トランスポゾンタッギング / unc-18 / トリクロロフォン抵抗性 / シナプス終末 |
Research Abstract |
シナプスでの化学伝達物質伝幡の制御機構を明らかにするためC.elegansコリン作動性ニュ-ロンを対象としてアセチルコリンの動態を制御する遺伝子検索、クロ-ニングを行い次のことが明らかになった。 1.変異するとアセチルコリンが異常蓄積する7遺伝子を見出した。 2.それらの遺伝子にトランスポゾンTclを挿入した。 3.Tc1を用いて、7遺伝子の1つunc-18をクロ-ニングした。 4.このクロ-ンを用い、多数のcDNAクロ-ンを得た。 5.Northernによってunc-18がコ-ドするmRNAが3.6kbであると決定した。 6.ゲノム及びcDNAクロ-ンの塩基配列を決定し、homology検索を行ったところ、過去に知られていない新しい遺伝子であることが明らかになった。 更にunc-18遺伝子の性状を明らかにするため、この遺伝子の上流の調節領域について調べている。cDNAを発現系Vectorへ組み込み、大量の遺伝子産物の作成、それを用いた抗体作成を行っている。発生に伴う遺伝子発現をmRNAの消長及びin situ hybridizationによる細胞内局在を調べている。
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Report
(1 results)
Research Products
(6 results)