Project/Area Number |
01641512
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | Kanazawa University |
Principal Investigator |
東田 陽博 金沢大学, 医学部, 教授 (30093066)
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Project Period (FY) |
1989
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1989)
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Budget Amount *help |
¥1,600,000 (Direct Cost: ¥1,600,000)
Fiscal Year 1989: ¥1,600,000 (Direct Cost: ¥1,600,000)
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Keywords | シナプス / 終板電位 / イノシト-ルリン酸 / 伝達物質遊離 / アセチ-ルコリン / ニュ-ロブラスト-マ |
Research Abstract |
1.アセチ-ルコリンを、伝達物質とするニュ-ロブラスト-マ由来NG108-15細胞を培養した。 2.NG108-15細胞を、マウス胎児後肢横紋筋細胞の上に培養(co-culture)した。 3.NG108-15細胞、筋細胞両方に、ガラス微小電極を刺入し膜電位の測定を行った。 シナプスス反応(M.E.P.P.S)を記録し、NG108-15細胞がアセチ-ルコリンを放出し、筋細胞がそのアセチ-ルコリンに反応している事を確認した。 4.NG108ー15細胞に、さらにもう1本、IP_3を充めたガラス管を刺入し、電気泳動的に細胞内にIP_3を注入し、その際、シナプス反応が増加することを確認した。 5.IP_3によるシナプス反応の増加(プレシナブスファシリテ-ション)が、細胞外液中のCaによらないものである事を確認するため、IP_3注入時のシナプス反応促進を、Ca^<2+>フリ-条件下やCaブロッカ-であるニフェジピンやBa^<2+>存在下で測定した。 6.以上、IP_3注入時に生じるファシリテ-ションはプレシナプス膜の過分極でもなく、また細胞外から流入するCaでもないことを確認した。
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