Project/Area Number |
01643010
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | National Museum of Ethnology |
Principal Investigator |
杉田 繁治 国立民族学博物館, 第5研究部, 教授 (40026042)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
田島 和雄 愛知県がんセンター研究所, 疫学部, 室長 (30150212)
石毛 直道 国立民族学博物館, 第1研究部, 教授 (80044741)
青木 健一 東京大学, 理学部, 助教授 (30150056)
及川 昭文 国立教育研究所, 室長 (30091888)
井口 征士 大阪大学, 基礎工学部, 教授 (90029463)
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Project Period (FY) |
1989
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1989)
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Budget Amount *help |
¥24,300,000 (Direct Cost: ¥24,300,000)
Fiscal Year 1989: ¥24,300,000 (Direct Cost: ¥24,300,000)
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Keywords | 考古遺跡 / マッピングシステム / モンゴロイド / 成人T細胞白血病 / ATLウィルス / 反応拡散モデル / 三次元計測 |
Research Abstract |
1・考古遺跡のマッピングシステム作成・・・・・総括班の赤澤威が編集した紀元前数百万年から数千年にわたる世界的な規模での約数千件の遺跡デ-タを世界地図の上にマッピングするコンピュ-タプログラムを開発した。この地図は4班の米倉伸之が作成した約2万年前の氷の状態を表わしたもので、コンピュ-タとの対話によって、その上に遺跡の分布を示すことにより、アフリカから人類がどのような移動をしていったかを時代の変化とともに地図の上で見ることが出来るようになった。このシステムはパソコンを使い、BASIC言語で記述されているので容易に移植可能である。(杉田,及川) 2・成人T細胞白血病の分布からの考察・・・・・ATLウイルスの感染に関す病理的考察を踏まえて、その分布の特性についてモデル構成とシミュレ-ションによりいろいろな仮設を検討した。現在世界各地からのデ-タが収集されつつあるが、日本に圧倒的に分布していることが、モンゴロイドの拡散と関係があるのか検討している。(石毛,田島,徳留) 3・人口拡散の数理モデルについての考察・・・・・伝染病の伝播に関する反応拡散モデルを狩猟民が獲物を追って移動する状況に応用してみるとどうなるか。またモンゴロウイドがベ-リング海峡を渡ったとしてそれが実現するためにはどのような状況が存在しなければならなかったかを数値的なモデルで考察した。(青木) 4・コンピュ-タによる三次元計測・・・・・頭骸骨や腕骨などを計測するコンピュ-タシステムの開発を試みている。遺跡からの出土品の特徴を計測し比較することにより、そこに生活した人間の生物的特徴を考察するのに有力な道具となるものと思われる。(井口)
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Report
(1 results)
Research Products
(11 results)