Project/Area Number |
01649517
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | Aoyama Gakuin University |
Principal Investigator |
光延 旺洋 青山学院大学, 理工学部, 教授 (90082792)
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Project Period (FY) |
1989
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1989)
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Budget Amount *help |
¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
Fiscal Year 1989: ¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
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Keywords | グリカ-ル / 縮環系環状アセタ-ル / 分子内アセタ-ル交換反応 / アンヒドロ糖 / 位置選択的反応 |
Research Abstract |
1.グリカ-ルとメチルアニオノイド試薬との反応:3-0-メシルグリカ-ル(1)にMeMgBrを反応させると、選択的に1-C-メチル誘導体が生成するが、α-異性体(2-α)とβ-異性体(2-β)の生成比は1:1.5〜2となることが分かっている。これに対して、HMPAを共存させてこの反応を行ったところ、2-αと2-βの生成比は1:10になった。一方、グリニヤ-ル試薬の代わりにMe_3Alを反応させた場合には、2-αと2-βの生成比は5:1に逆転した。なお、この二種の反応系では3-C-メチル誘導体も生成し、全体としての収率もあまり良くないので、最適条件の検討の必要がある。 2.縮環系環状アセタ-ルの合成:各種の2,3-アンヒドロ糖から位置選択的に対応する2-アリル(一般式3)を合成し、側鎖の官能基変換と分子内アセタ-ル交換反応により種々の縮環系環状アセタ-ル、例えば4aや4bを合成した。縮環系環状アセタ-ルは色々な生理活性天然有機化合物に含まれている骨格であるから、それらの合成への展開が期待できる。 3.マクロリド抗生物資のフラグメントの合成:アンヒドロ糖5から、幾つかの16員環マクロイド抗生物資のC-3〜C-9フラグメントの共通な前駆対となる化合物6を合成した。
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