Project/Area Number |
01860003
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Research Category |
Grant-in-Aid for Developmental Scientific Research
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Breeding science
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Research Institution | Kyoto Prefectural University |
Principal Investigator |
竹葉 剛 京都府立大学, 生活科学部, 助教授 (10046500)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
佐藤 光 九州大学, 農学部, 助教授 (70128031)
小川 雅広 京都大学, 食糧科学研究所, 助手 (10160772)
森川 弘道 京都大学, 農学部, 助教授 (00089129)
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Project Period (FY) |
1989 – 1991
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1991)
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Budget Amount *help |
¥14,000,000 (Direct Cost: ¥14,000,000)
Fiscal Year 1991: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Fiscal Year 1990: ¥2,400,000 (Direct Cost: ¥2,400,000)
Fiscal Year 1989: ¥10,800,000 (Direct Cost: ¥10,800,000)
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Keywords | グルタミン合成酵素 / イネ / 除草剤耐性 / トランスジェニック・タバコ / 根 / 葉 / 葉緑体局在 / トランスジェニック・イネ / PPT / GS / トランスジェニラク植物 / 薬剤抵抗性 / トランスジェニック植物 |
Research Abstract |
1)本研究では、イネのグルタミン合成酵素(GS)遺伝子の発現調節機構を解明するための基礎的研究と、GS遺伝子をイネに導入し、GSを高度に発現するイネを創り、窒素吸収能および除草剤耐性能を高めること、を主な目的とした。 2)GS遺伝子の発現調節に関するでは、葉cytosol型、および葉緑体局在型のGS遺伝子のプロモーターを取り出し、GUS遺伝子をレポーター遺伝子として、タバコに遺伝子導入し、得られたトランスジェニックタバコを用いて、GUS遺伝子の発現様式を調べた。その結果、これらGS遺伝子のプロモーターには、には、根と葉とを区別する調節領域と、基質であるアンモニアに応答して発現する領域とが含まれていることが判明した。根cytosol型のプロモーターについては、現在調べている。 3)イネのGS遺伝子を増幅させる方法として、GS遺伝子(cDNAまたはgenomic gene)をイネのプロトプラストに導入する方法、および、イネ胚の人為的突然変異体のなかから、GS活性阻害剤であるphosphinothricin(PPT)抵抗性株を選抜する方法、を用いて研究をすすめたが、結果として、後者のPPT抵抗性株を選抜する方法では、GS活性の増大した株を選抜することはできなかった。前者の、GS遺伝子を導入する方法により、多くのトランスジェニック・イネをつくり、その中には、GS活性が数培にもたっする株も得られている。現在、これらの株について、成育試験を行っている。 4)上記のGS遺伝子としては、根および葉のcytosol型であるGS1遺伝子のcDNAを用いたが、本研究ならびに他の研究者の研究により、植物における窒素同化の主経路は、葉緑体局在型のGS2が担うことが明らかとなったので、現在、GS2cDNAの遺伝子導入を行っている。
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