Project/Area Number |
02044023
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Research Category |
Grant-in-Aid for international Scientific Research
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | Joint Research |
Research Institution | University of Tsukuba (1990, 1992) Kyoto University (1991) |
Principal Investigator |
真崎 知生 (1992) 筑波大学, 基礎医学系, 教授
眞崎 智生 (眞崎 知生) (1990-1991) 京都大学, 医学部, 教授 (60009991)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
ANGGARD E.E. St.Barhlomew's Hospital Medical College, 教授
LIPPTON H.L. Louisiana State University, 講師
SNYDER S.H. The Johns Hopkins University, 教授
KON V. Vanderbilt University, 講師
REID J.J. Oregon Health Sciences University, 助教授
LUSCHER T. University of Basel, 教授
MAGUN B.U. Baylor College, 教授
HIGHSMITH R. University of Cincinnati, 助教授
POLAK J. University of London, 教授
DUNN M. Case West.Res.University, 助教授
WARTON J. University of London, 助教授
SCOTTーBURDEN University of Cambridge, 教授
RYAN U. University of Miami, 教授
VANHOUTTE P. Baylor College of Medicine, 教授
VANE J. St.Bartholomeu's Hospital Medical Colleg, 教授
柳沢 正史 京都大学, 医学部, 講師 (20202369)
木村 定雄 筑波大学, 基礎医学系, 講師 (40134225)
DAVENPORT A. University of Melbourne, 助教授
多久和 陽 (多久 和陽) 筑波大学, 基礎医学系, 講師 (60171592)
平田 結喜緒 東京医科大学, 医学部, 助教授 (50135787)
後藤 勝年 筑波大学, 基礎医学系, 教授 (30012660)
村上 和雄 筑波大学, 応用生物化学系, 教授 (70110517)
井村 裕夫 京都大学, 医学部, 教授 (10025570)
SCOTT Burden バーゼル大学, 医学部, 教授
WHARTON J. ロンドン大学, 医学部, 助教授
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Project Period (FY) |
1990 – 1992
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1992)
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Budget Amount *help |
¥14,500,000 (Direct Cost: ¥14,500,000)
Fiscal Year 1992: ¥3,000,000 (Direct Cost: ¥3,000,000)
Fiscal Year 1991: ¥3,000,000 (Direct Cost: ¥3,000,000)
Fiscal Year 1990: ¥8,500,000 (Direct Cost: ¥8,500,000)
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Keywords | エンドセリン(ET) / アイソフォーム / bigET / 変換酵素 / ホスホラミドン / ET受容体 / 内皮細胞腫瘍 / 脳血管攣縮 / big ET |
Research Abstract |
本研究計画の目的はわれわれの発見したエンドセリンに関する研究が世界中で短期間に爆発的に進んだことから、その研究の進捗状況を適切につかみ、その研究成果を総括的にまとめて、この領域における研究を国際的に、効率的にすすめることを意図したものである。本年度は特に、エンドセリン受容体の講造と機能、エンドセリンによる細胞内信号伝達系の解析、エンドセリンによる局所血流調節の機構の解析、エンドセリンの変換酵素などについて検討することを目的とした。エンドセリンの受容体についてはわれわれの発表後、全部で5種類の報告があったがいずれもその内因性アゴニストへの親和性の差で2種類にわけられることがわかった。それらをET_AまたはTT_Bと名づけた。第3の受容体のcDNAクローニングについては各地でいろいろ議論したが、単離されたという報告もない。したがってET_A、ET_B両受容体について現時点における総括を行ない、国際薬理学会小委員会に報告した。エンドセリンによって刺激される細胞内信号伝達系はいずれの細胞でも共通しているのはphospholipaseCの活性化である。その他カルシュウムチャネルの開口もおこるが、これは別の機構を介するらしい。メサンギュウム細胞などではナトリウム、プロトン交換系も刺激されるらしい。エンドセリンに関する研究の中で現在もっとも重要と考えられている研究はエンドセリン変換酵素に関する研究である。この酵素の単離についてはかなり困難で、欧米の種々な機関での情報でも成功したという報告はなかった。一方エンドセリンの拮抗薬の開発はかなり多くの研究機関でこれを試みており、いくつかの拮抗薬が出現してきたが、いずれも日本の製薬会社によって開発されたものばかりである。欧米のものはまだ発開されていない。
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