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食品中の発癌抑制作用を有する活性酸素消去物質の検索と同定

Research Project

Project/Area Number 02152089
Research Category

Grant-in-Aid for Cancer Research

Allocation TypeSingle-year Grants
Research InstitutionKumamoto University

Principal Investigator

甲木 孝人  熊本大学, 医学部, 講師 (40040191)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 小嶋 祐一郎  熊本大学, 医学部, 助手 (50215258)
前田 浩  熊本大学, 医学部, 教授 (90004613)
Project Period (FY) 1990
Project Status Completed (Fiscal Year 1990)
Budget Amount *help
¥1,500,000 (Direct Cost: ¥1,500,000)
Fiscal Year 1990: ¥1,500,000 (Direct Cost: ¥1,500,000)
Keywordsinitiation / promotion / progression / 食品成分 / transformation / パ-オキシドラジカル / EBウイルス / ラジカル消去活性
Research Abstract

発癌において、そのinitiation,promotionさらにprogressionの各段階に各種ラジカルが大きく関わっていることが明らかになっている。また、多くの食品成分中にはビタミン類など酸素ラジカル消去能を有するものが知られている。しかし食品まるごとの消去能あるいは細胞のtransformation supression(TFS)能についてはほとんど判っていない。そこで、この研究の目的は種々の食品を試料として、パ-オキシドラジカル(過酸化脂質ラジカルの一モデル)(以下POX)を消去する活性を検討し、さらにEBウイルス(EBV)を用いたTFS活性を指標として検討することである。
各種の嗜好飲料、豆、芋、葉・根菜類、その他を検討材料とした。嗜好飲料は通常飲用物をそのまま希釈し、他のものは試料20gの生のままのエキスあるいは調理後、懸濁化し、12,000×g,1hr遠心し、上清を測定に供した。POX産生はmultichannel化学発光測定装置により測定した。一方、EBVによるTFSアッセイ系はRaji細胞にphorbolmyristate,n__ーーbutylateの存在下に腫瘍早期抗原(EA)の出現率を指標とする蛍光抗体法で定量した。
約120種の食品を検討した結果、産生されてきたPOXを50%消去する能力が10倍希釈後も有意のものが50種、さらに緑茶、焙じ茶,ルイボス茶,コ-ヒ-,つる菜,しそ、にら、パセリ、うど等38種は100倍以上希釈後も強いPOX消去能があった。しかし、スパイス類などにおいてはラジカル消去活性も強い(>100)が、同時にラジカル産生能が極めて強いものがあることも判った。一方、TFS活性(50%抑制)が100倍希釈後も有意であったものに緑茶、焙じ茶、ルイボス茶、つる菜、にら、大根葉などがあった。しかしPOX消去能はTFS活性とは必ずしも一致しないことが判った。

Report

(1 results)
  • 1990 Annual Research Report

URL: 

Published: 1990-04-01   Modified: 2016-04-21  

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