Project/Area Number |
02152118
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Research Category |
Grant-in-Aid for Cancer Research
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | Kurume University |
Principal Investigator |
佐方 功幸 久留米大学, 分子生命科学研究所, 教授 (80142024)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
古野 伸明 久留米大学, 分子生命科学研究所, 助手 (80219120)
渡辺 信元 理化学研究所, ライフサイエンス筑波研究センター, 研究員 (90221689)
岡崎 賢二 久留米大学, 分子生命科学研究所, 講師 (50211115)
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Project Period (FY) |
1990
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1990)
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Budget Amount *help |
¥6,000,000 (Direct Cost: ¥6,000,000)
Fiscal Year 1990: ¥6,000,000 (Direct Cost: ¥6,000,000)
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Keywords | cー<mos>___ーがん遺伝子産物 / 卵成熟・受精 / MPF / サイクリン / cー<mos>___ーキナ-ゼの外来基質 / cー<mos>___ー産物の生理機能とがん化能 |
Research Abstract |
1cー<mos>___ー産物の性状と外来基質の解析 cー<mos>___ーキナ-ゼの生理的基質を探るための第一歩として、cー<mos>___ーの<in>___ー <vitro>___ーキナ-ゼアッセイ系で種々な外来基質のリン酸化を調べた。その結果、少なくとも<in>___ー <vitro>___ーでは、cー<mos>___ーキナ-ゼは、サイクリン、チュ-ブリン、MAP2、ビメンチン等、細胞分裂に関係する種々なタンパク質をリン酸化し得ることが明らかとなった。 2卵成熟におけるサイクリンのリン酸化へのcー<mos>___ー産物の関与の検討 cー<mos>___ー産物はMPFを活性化・安定化する作用がある。この作用が直接的なものか否かを調べるために、cー<mos>___ー産物の存在下あるいは非存在下でMPF成分のサイクリンのリン酸化の状態を解析した。その結果、卵内(<in>___ー <vivo>___ー)ではcー<mos>___ーキナ-ゼはサイクリンをリン酸化せず、cー<mos>___ーキナ-ゼのMPFへの作用が間接的なものであることが示唆された。 3受精におけるcー<mos>___ー産物及びサイクリンの分解の因果関係の解析 受精におけるMPFの不活化は、cー<mos>___ー産物の分解によるとされている。このことを検証すべく、受精時のサイクリンの分解(=MPF不活化)とcー<mos>___ー産物の分解のキネティックスを調べた結果、cー<mos>___ー産物の分解がサイクリンの分解よりも有意に遅くおこることが明らかとなった。このことから、cー<mos>___ーは間接的にMPFを安定化し、その分解はMPFの不活化には関与しないことが示された。 4cー<mos>___ー産物の生理機能と細胞癌化能との相関性の解析 cー<mos>___ー産物の生理機能(卵成熟の誘起および停止)と細胞癌化能との関係を、種々な動物のcー<mos>___ー遺伝子あるいは変異cー<mos>___ー遺伝子を用いて検討した。結果として、cー<mos>___ー産物の生理活性と癌化活性には強い正の相関がみられ、両活性がcー<mos>___ー産物の同一のキナ-ゼ活性に由来することが明らかとなった。
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