内陸地震による強震動の予測、地盤・構造物・都市機能の障害とその対策に関する研究
Project/Area Number |
02201106
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
和泉 正哲 東北大学, 工学部, 教授 (10005506)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
大竹 政和 東北大学, 理学部, 教授 (60203816)
南 忠夫 東京大学, 地震研究所, 教授 (10012923)
片山 恒雄 東京大学, 生産技術研究所, 教授 (70013216)
土岐 憲三 京都大学, 防災研究所, 教授 (10027229)
伯野 元彦 東京大学, 地震研究所, 教授 (10016321)
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Project Period (FY) |
1990
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1990)
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Budget Amount *help |
¥43,000,000 (Direct Cost: ¥43,000,000)
Fiscal Year 1990: ¥43,000,000 (Direct Cost: ¥43,000,000)
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Keywords | 内陸地震 / 強震動予測 / 地震被害 / 地盤 / 構造物 / 都市機能 / 防災対策 / 被災後対策 |
Research Abstract |
(a)地震特性については、経験的グリ-ン関数法による断層近傍地震動の模擬(入倉)、発震機構が強震地動に及ぼす影響の理論的考察と検証(南)、震源過程の不規則性としてのメカニズム変化の検討(菊地)、距離減衰における散乱減衰と内部減衰の寄与分の分離(大竹)、減退記憶理論による非線形波動伝播方程式とQ値(和泉)平野・盆地の構造が地震動に及ぼす影響(瀬尾)など、震源・伝播過程に関する諸点の検討を行った。 (b)地盤と地震の関係については、多変量1次元自己回帰モデルによるアレ-地震動記録の分析(星谷・丸山)、改良個別要素法による地盤・構造物の破壊・崩壊現象の模擬(伯野)、盛土地盤上の地震観測記録とFEM解析の対比(柳沢)、地盤の解析を想定した粒状材料の構成則の誘導(岸野)、減退記憶理論による非線形粘弾性体の構成則の誘導(和泉)、液状化地盤の側方流動を表す運動方程式の開発(東畑)、造成盛土の安定性および扇状地の液状化の検討(安田)など、観測・調査および理論的解析の両面から検討を加えた。 (c)建築・土木構造の耐震性については、ハイブリッド実験による相互作用系の検討(土岐)、局所地形が地震動に及ぼす影響の解析的検討(柴田)、3次元地震動の作用するRC架構の弾塑性地震応答解析(藤原)、美術館の展示品の地震対策および斜張橋のアクティブコントロ-ル(藤野)、社会の成熟度を考慮した設計用荷重決定手法(和泉)を検討した。 (d)都市機能の障害については、関係者のインタビュ-の分析による災害の教訓(片山)、ライフライン耐震信頼性研究の整理(星谷)、ライフラインにおけるシステム間の相互連関(亀田)、未観測地点での地震動の補間推定(高田)等の検討を行った。次年度以降は、内容の追加・発展および有機的統合を行う予定である。
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Report
(1 results)
Research Products
(17 results)