Project/Area Number |
02201246
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | Sojo University |
Principal Investigator |
橋村 隆介 熊本工業大学, 工学部, 講師 (80069898)
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Project Period (FY) |
1990
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1990)
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Budget Amount *help |
¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Fiscal Year 1990: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
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Keywords | 台風災害 / 統計 / 港湾構造物 / 漁港構造物 / 海岸構造物 / 被害規模 / 被害規模率 / 被害発生件数 |
Research Abstract |
1.1980年から89年までの10年間に長崎、熊本両県の港湾、漁港および海岸構造物に被害を与えた台風に関する気象(風向、風速、中心気圧、降水量)・海象(波浪、潮汐)の特性を明らかにした。 2.被災構造物周辺の地形および被災状況の調査および踏査により、構造の弱点とその原因が密接な関係にあることを明らかにした。 3.各種構造物の被害の実態について、通年におよび各台風毎に統計的比較研究を行い、台風と被害との関係を統計的に明らかにした。 4.被災構造物の配置特性、設置場所の地形特性、地域分布特性、被害規模、被害規模率、被害発生件数などに関し、それらの特性を統計的に台風別、海域別、県別、沿岸別に明らかにした。 5.各被災構造物の構造特性、機能、設置環境、被災経歴の調査を行い、それらの特性を統計的に明らかにした。 6.非被災構造物の設置場所の地形特性および地域分布特性を明らかにした。 7.災害調査手法および被災評価手法を確立するための繋ぎとして、上記の解析結果の資料を用いて一次処理(資料の突合せ)を行い、デ-タの蓄積に役立てた。 したがって、この統計的比較研究における成果は、防災力を備える沿岸構造物の設置環境の地形および海域特性を考慮した計画や、設計の際の基礎デ-タの価値を持つことが考えられる。また。港湾、漁港および海岸構造物の被害の実態についとのデ-タ蓄積、整備あるいは防災力向上を図る上の災害調査手法、被災評価手法上の有益な手法としての提言材料になるものと思われる。
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