都市化が地下環境と水文サイクルに及ぼす影響の分析とその保全方法
Project/Area Number |
02202124
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
村岡 浩爾 大阪大学, 工学部, 教授 (90029017)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
佐藤 邦明 埼玉大学, 工学部, 助教授 (10008881)
岩井 茂雄 日本大学, 理工学部, 講師 (70147685)
三浦 裕二 日本大学, 理工学部, 教授 (70059294)
虫明 功臣 東京大学, 生産技術研究所, 教授 (50011060)
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Project Period (FY) |
1990
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1990)
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Budget Amount *help |
¥4,500,000 (Direct Cost: ¥4,500,000)
Fiscal Year 1990: ¥4,500,000 (Direct Cost: ¥4,500,000)
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Keywords | 都市化 / 地下環境 / 水文サイクル / 水収支 / 地下水 / 雨水浸透 / 透水性舗装 |
Research Abstract |
都市域における雨水浸透処理は、洪水流出制御、地下水涵養の促進等の効果が期待される。この実用化に当たっては目づまり対策を含む浸透性能の評価法の確立が必要であり、浸透地下トレンチの現地サイズ実験でテンシオメ-タ等の計測により浸透量の時間変化を計量、簡易な浸透速度計算法を開発した。 透水性舗装も上記と同様の目的で開発され、東京都で100万m^2以上施工されている。屋外透水性舗装モデル(平面積:22m×23m)により、雨水の土壌中一時貯留効果を調べる表面近傍の外的要因と地中温度を測った。同時に都内モデル地区で、浸透域と不浸透域での流出量を算定し、貯水能や流出制御効果を表にまとめた。 地下構造物・地下開発における環境設計を実施する準備作業を行ったが研究実績をまとめるに至っていない。 都市域では降水だけでなく、各種用水が入力となって特殊な水循環が構成されていることが東京区部で明らかにされ、その特異性が水に関する地下環境の実態と重要な関係にあるという観点から、大阪市域についてより深く調べることを目標とし、先ずメッシュ対応で整理し得る水収支フロ-を作製した。次いでこのフロ-に対応させる多くの入出力要因のうち、上水、下水、地下街・大型ビル・地下鉄の資料についてまとめ、水の状態量に関しては深層地下水位(関連量として地盤沈下量)の資料を整理した。
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Report
(1 results)
Research Products
(7 results)