都市人工空間における健康影響サ-ベイランスシステム
Project/Area Number |
02202133
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
四ツ柳 隆夫 東北大学, 工学部, 教授 (00001199)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
松下 秀鶴 国立公衆衛生院, 部長 (30124407)
前田 瑞夫 九州大学, 工学部, 助教授 (10165657)
二瓶 好正 東京大学, 生産研, 教授 (10011016)
小林 寛伊 東京大学, 医学部, 助教授 (50010244)
大橋 力 放送教育開発センター, 教授 (90015652)
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Project Period (FY) |
1990
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1990)
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Budget Amount *help |
¥14,300,000 (Direct Cost: ¥14,300,000)
Fiscal Year 1990: ¥14,300,000 (Direct Cost: ¥14,300,000)
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Keywords | 都市環境 / 屋内環境 / 変異原物質 / アレルギ-物質 / 高周波音 / 最適制御数理モデル / 大気浮遊粒子状物質 / 個人暴露量 |
Research Abstract |
1)<都市人工空間における環境汚染物質の発生源探索>___ー:浮遊粉塵の粒子別計測法を開発した。地下鉄駅ホ-ムで採取した試料は、鉄を主成分とする粒子が50%以上の寄与率を示し、一部自動車交通由来の粒子が検出された。2)<大気浮遊状金属化合物のモニタリング>___ー:速度論的識別モ-ドHPLC法によるバナジウム計測の高感度化(検出限界は10pg)に成功し、仙台市中心部のng/m^3レベルのバナジウムの経日変化を捉えることに成功した.3)<大気浮遊状変異原物質の暴露評価>___ー:個人暴露濃度はピレンで0.67ng/m^3であった。多環芳香族ニトロ化合物の自動計測システム(蛍光検出HPLC)を構築した。個人暴露濃度は、1ーニトロピレンで0.101であった。<4)屋内店舗街、屋内駐車場における多環芳香族炭化水素のモニタリング:>___ーベンゾ(a)ピレン濃度は、屋内店舗街では0.5ng/m^3、屋内駐車場では、1.7ー1.9であり、自動車排ガスとの関連を示唆した。<5)ガス状変異原性物質の暴露評価>___ー:発ガン性のホルムアルデヒの大気中濃度レベルは、新築直後の住宅内で0.250ppm、一般住宅では、0.007であった。6)<アレルギ-惹起物質の免疫学的評価>___ー:屋内浮遊粒子状物質のアレルギ-惹起特性の評価システムを確立し、試料の水溶性分画にアレルギ-惹起能、免疫抑制能を持つ物質の存在を確認した。7)<病院環境における空中塵の評価>___ー:手術室の空中塵と有害物質の5分間に1回の連続測定により、手術室の清浄度、患者への汚染暴露を評価できた。8)<都市人工空間における視聴覚環境の評価と最適制御>___ー:高周波音の快感誘起効果によるα波帯域の活性化に関し、脳波帯域別パワ-相対値比較法、電位分布色分け視覚化法、を開発し、α波帯域の活性化の時間的遅延を考慮して評価する必要性を明かにした。9)<大気環境の最適制御に関する数理モルの開発>___ー:自動車排気ガスによる汚染を予測する高密度市街地の拡散場に適した数値計算モデルを開発した。
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Report
(1 results)
Research Products
(7 results)